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「更年期と睡眠の質」 ― ホルモン変化と自律神経の深い関係



「夜中に何度も目が覚める」「寝ても疲れが取れない」「眠りが浅くて朝スッキリしない」――
そんな睡眠の悩みを抱える女性が、40代後半から増えています。
実はその多くが、更年期によるホルモンバランスの変化と深く関係しています。

更年期は、卵巣機能の低下により女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少する時期。
エストロゲンは自律神経のバランスを整える働きも担っているため、
その減少が自律神経の乱れ=睡眠障害を引き起こすのです。

 


■ 更年期に起こるホルモン変化と睡眠障害のメカニズム

エストロゲンの分泌が減ると、脳の視床下部(自律神経を司る中枢)が混乱を起こします。
結果として、交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)の切り替えがうまくいかなくなるのです。

この状態では、夜になっても脳が“オン”のまま。
寝つきが悪く、眠っても深く眠れず、夜中に何度も目が覚めるようになります。

また、エストロゲンの低下は「セロトニン」「メラトニン」など、睡眠ホルモンの分泌にも影響します。
セロトニンは心を安定させ、メラトニンは眠りを誘うホルモン。
この2つのリズムが乱れると、眠りの質が一気に低下します。

 


■ 睡眠の質を悪化させる“隠れストレス”

更年期には、体の変化に加え、家庭や仕事、親の介護など多くの女性が心理的ストレスを抱えやすい時期でもあります。
ストレスは交感神経を刺激し、体を常に緊張モードにしてしまうため、眠りを妨げます。

さらに、ホットフラッシュ(のぼせ・発汗)、動悸、冷えなどの自律神経症状も睡眠を浅くする要因に。
「体は疲れているのに眠れない」というのは、典型的な自律神経の乱れのサインです。

 


■ 睡眠の質を高める3つのアプローチ

① 整体で自律神経と血流を整える

姿勢の乱れや筋肉の緊張は、自律神経の通り道である首や背中を圧迫し、交感神経を優位にします。
整体で首・背中・骨盤を整えることで、神経と血流のバランスが回復し、副交感神経(リラックス)が働きやすくなります。
特に「リリース整体」は、筋膜の癒着を解きほぐしながら神経伝達をスムーズにし、睡眠に必要な“脱力”を促します。
 

② アロマでホルモンと心をサポート

精油の香りは脳の「大脳辺縁系」に直接届き、ホルモンや自律神経のバランスを整える働きがあります。
更年期の不眠には、精油がおすすめ。
リラックス効果とともに、エストロゲンに作用を持つ香りが女性ホルモンのリズムをサポートしてくれます。
 

③ 生活リズムと呼吸を整える

・朝日を浴びて体内時計をリセット
・寝る1時間前はスマホやPCを控える
・湯船に15分浸かって深部体温を上げる
・「4秒吸って8秒吐く」呼吸法で副交感神経を優位に

こうした習慣は、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促し、自然な眠りを取り戻す第一歩になります。

 


■ 実際の変化 ― 50代女性のお客様の例

Aさん(52歳)は、更年期に入ってから「眠りが浅く、朝がつらい」と来店されました。
首肩の張りが強く、手足の冷えやホットフラッシュも。
リリース整体とアロマケアのどちらかを週1ペースで受けていただいたところ、
3回目には「夜中に起きる回数が減った」とのこと。
6回目には「朝、気持ちよく目覚められるようになった」と笑顔を見せてくださいました。

整体で筋肉と神経の流れを整え、アロマで心を鎮めることで、ホルモンの波に振り回されず“眠れる体”を取り戻せた例です。

 


■ 放置するとどうなる?

睡眠の質が悪い状態を放置すると、ホルモンと自律神経の乱れがさらに悪化し、
・慢性疲労
・免疫力低下
・うつ症状
・高血圧・高コレステロール
といったリスクが高まります。

「眠れないのは年齢のせい」と諦めず、体の声を聞きながら整えることが大切です。

 


■ まとめ

更年期の不眠は、単なる加齢現象ではなく、ホルモンと自律神経のバランスの乱れが原因です。
整体で体の緊張を解き、アロマで心を整えることで、自然な眠りを取り戻すことができます。

青葉台「ちゅ楽」では、体と心の両面からアプローチし、“眠れる体質”を育てるお手伝いをしています。

眠れない夜に悩んでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。
――深く眠れること。それは、明日の自分を元気にする第一歩です。
 

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冷え性改善と免疫力アップを両立する体内温活ケア



はじめに:
冷え性は“放っておけないサイン”

「手足がいつも冷たい」「冬だけじゃなく、夏でも冷える」「冷えから肩こり・腰痛・だるさに進行した」──
こうした冷え性の悩みを長く抱えている女性は多いです。
冷え性は単なる体質ではなく、体の基礎代謝・血流・自律神経・免疫力と深く関わっています。
年齢とともにこれらの機能が衰えると、冷えは様々な不調を招く“入り口”になります。
本記事では、冷え性改善と免疫力アップを両立させる「温活ケア」の科学的根拠と実践法を、
整体・アロマ・インディバを交えて詳しく紹介します。
 


冷え性と免疫力の関係:
なぜ冷えると風邪を引きやすいのか?

体の免疫システムは、白血球・リンパ球・抗体・細胞性免疫系など多層構造で成り立っていますが、
その働きを支えるのは 血流と体温 です。
体温が低いと、血液循環が滞り、免疫細胞や栄養素・酸素の運搬効率が落ちます。
さらに、低体温は白血球の機能低下を招き、ウイルスや細菌に対する抵抗力が弱くなります。

実際、平熱が36.5℃以上の人は感染症予防効果が高いという報告もあります。
また、冷え性を放置すると、肩こり・腰痛・生理不順・むくみ・うつ傾向など
複数の不調が波及していくことも少なくありません。
すなわち冷え性は、免疫力低下と慢性不調の“土壌”を作るリスク要因です。
 


温活ケアの基本構成:
体を内側から温める3軸アプローチ

冷え性改善と免疫力アップを同時に狙うには、以下の3軸をバランスよく整える必要があります:

  1. 代謝と筋肉量の維持・強化

  2. 血流改善・末梢循環促進

  3. 自律神経のバランス調整・ストレス軽減

以下で、整体・アロマ・インディバを交えたケア方法を解説していきます。
 


整体的アプローチ:
体幹・骨盤・姿勢を整えて冷えに強い体を作る

骨盤調整・体幹安定

骨盤が後傾・前傾どちらかに崩れていると、下半身への血流が滞りがちです。
整体で骨盤・股関節の位置バランスを整えると、下肢への血液供給が改善し、冷えの緩和につながります。
 

筋膜リリース・筋肉の連動性改善

特に、足首・ふくらはぎ・太ももの裏など下肢の筋膜・筋肉が硬くなっていると血流の循環が阻害されます。
これらを丁寧にリリースすることで、体の末端まで温かさが届きやすくなります。
 

姿勢改善と呼吸連動

猫背や前傾姿勢は胸腔を圧迫し、横隔膜の動きを妨げます。
呼吸が浅くなれば酸素供給が減り、体温・代謝が下がる悪循環に。
整体/ボディケアで胸郭を開き、呼吸を使える体に戻すことも重要です。
 


アロマケアによる温活:
香りと血流刺激で免疫にアプローチ

アロマ精油には、温熱感や血管拡張作用、リラックス作用をもつものがあります。

施術中にこれらのオイルを用いてトリートメント(特に下肢・足裏)を行うことで、
香りによる自律神経調整とマッサージ刺激が相乗効果を生み出します。
香りは嗅覚から脳へ直接作用するため、呼吸・心拍・筋肉の緊張にも影響します。

また、ホームケアとしてディフューザーや保湿オイルとして活用することで、
日中・就寝前にも温活補助として機能します。
 


インディバ(高周波温熱療法):
深部加温で免疫力を引き上げる

インディバは高周波を使って体の内部(皮下・筋肉層)を温める温熱療法で、
浅部だけでなく内側から温めることが可能です。
内部温度が上がることで血流が促進され、リンパの流れや代謝も向上。
施術後に「体がポカポカする」「末端まで温かい」と感じる方が多いです。
 

冷え性改善に対して、インディバは特に次のような効果が期待されます:

  • 筋収縮性向上による代謝活性化

  • 血管拡張・末梢血流促進

  • 冷えやむくみの軽減

  • 免疫機能補助

整体・アロマと組み合わせることで、相互補完的に温活効果が高まります。
 


冷え性改善で日常を取り戻したAさんの物語

Aさん(50代・女性)は、長年冬の冷えと足のむくみに悩んでいました。
特に夜間、足先が冷たくて眠れない日も多く、体がだるい日が続いていたとのこと。
整形外科などを受診しても「問題なし」と言われ、根本原因を見つけられずにいました。

ちゅ楽で初めてご来店いただいた際、体をチェックすると、
骨盤後傾・腸腰筋の緊張・ふくらはぎ・足首周囲の筋膜硬化などが目立ちました。
また、胸郭の動きも制限され、呼吸が浅くなっていました。

プランとして、週1回の整体+インディバを併用。最初の数回で「足先がほんのり温かい」「夜目覚めず眠れる日が増えた」
と変化を感じていただき、その後3ヶ月でだるさ・むくみが大幅に軽減。
今では月1回のケアで安定した温かさと体調を維持されています。

Aさんは「冷えだけは我慢の範囲じゃなかった」と話され、
冷え性の根っこにアプローチすることの大切さを実感されたそうです。
 


冷え性改善に向けたセルフケア5選

  1. 半身浴(38~40℃・15〜20分):血流促進・代謝UP

  2. 足指運動・ゴルフボール転がし:足裏感覚刺激と末梢血流改善

  3. 腹巻・レッグウォーマー:内臓周囲の保温で冷えを防ぐ

  4. 飲み物で温活:生姜湯・白湯・シナモンティーなど体を内側から温める飲料

  5. 深呼吸ストレッチ:胸を開くストレッチ+呼吸法で呼吸筋を使える体に

これらを習慣化することで、施術効果を持続しやすくなります。
 


なぜ今、温活ケアが急務なのか

昨今、冷房や過度なダイエット、ストレス、運動不足といった現代ライフスタイルが、
体温低下・循環不良・自律神経の乱れを招いています。
若いうちは多少無理がきいても、30代後半以降は自然治癒力が落ちて冷え性が慢性化しやすくなります。

放置すれば、風邪を引きやすくなるだけでなく、代謝低下・脂肪燃焼の不調・生理痛や血流関連の不調へと波及します。
温活ケアは、これらの“隠れリスク”を未然に防ぐ非常に効果的な対策です。
 


まとめ

冷え性と免疫力低下は密接につながっています。
体を温め、血流を改善し、自律神経を整えることで、冷えを改善しながら免疫を高めていく温活ケアは、
女性の健康維持において強力な武器になります。

日常のセルフケアも大切ですが、自己流だけでは限界があります。
整体・インディバ・アロマの施術で、“温かく守られた体”を手に入れてみませんか?

まずは体験施術で、あなたの“温まり方”をチェックしてみてください。
冷える日々に、さようならを――。
 

【ご予約はお早めに!】






「たった12秒」で体が変わる? ― 自律神経を整える"呼吸法"の力



「疲れが抜けない」「寝てもスッキリしない」「いつも気が張っている気がする」
そんな不調を感じている人にこそ、“呼吸”を整えることをおすすめします。

実は、呼吸は私たちの自律神経をコントロールできる唯一の方法です。
特に「4秒吸って、8秒吐く」呼吸法は、医学的にもリラックス効果が高く、心と体の両方に変化をもたらします。
 


◆ 呼吸が乱れると、体はどうなる?

ストレスや疲労が続くと、呼吸は自然と浅く速くなります。
これは「交感神経」が優位になり、体が常に“戦闘モード”に入っている状態。
その結果、以下のような不調が起こります。

  • 首・肩のこりが取れない

  • 胸が圧迫されて苦しい

  • 頭がぼーっとして集中できない

  • 寝つきが悪い

  • 手足が冷える

つまり、呼吸の乱れ=自律神経の乱れ。
これは「見えない疲労」が積み重なっているサインなのです。
 


◆ “4秒吸って8秒吐く”のメカニズム

この呼吸法のポイントは、吸うよりも吐く時間を長くすることです。
息をゆっくり吐くと、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がり、体がリラックス状態に入ります。

呼吸を整えるだけで、実際に血流が改善し、筋肉の緊張がやわらぐことも研究で明らかになっています。
さらに、深い呼吸は横隔膜を大きく動かすため、内臓の働きも活発になり、消化不良や冷えの改善にもつながります。
 


◆ 今日からできる「4-8呼吸法」実践ステップ

  1. 背筋をまっすぐにして、肩の力を抜く

  2. 鼻からゆっくり4秒かけて吸う

  3. 一瞬、呼吸を止めて体の中に空気を感じる

  4. 鼻から8秒かけてゆっくり吐く(ろうそくの火を消すイメージで)

  5. これを5回繰り返すだけでOK

朝起きたとき、仕事の合間、寝る前などに1分間だけ行うだけでも効果があります。
 


◆ “呼吸筋”が硬いと、深く吸えない

呼吸を支える筋肉――横隔膜・肋間筋・腹直筋など――が硬くなっている人は、
どれだけ意識しても深く呼吸ができません。

特に、スマホ姿勢や猫背の方は胸郭(肋骨まわり)が動かず、
呼吸が浅くなってしまう傾向があります。

整体では、この呼吸筋を“外側から”緩めることで、
呼吸の質そのものを改善できます。
胸郭の柔軟性を取り戻すことで、呼吸がスムーズになり、
体温上昇・睡眠の質向上・疲労回復などが期待できます。
 


◆ 呼吸が整うと、「心」も変わる

呼吸は心と体の橋渡し。
不安や緊張で呼吸が浅くなると、脳は「危険」と判断し、さらにストレス反応が強まります。
逆に、深くゆったりした呼吸は脳に「安心」を伝え、
心拍数や筋緊張を下げ、感情の安定につながります。

つまり、「呼吸を変える=心の状態を変える」こと。
考えすぎて動けないとき、落ち込んでいるときも、まずは呼吸から整えることが有効です。
 


◆ 損失回避の視点から見ても「呼吸」は重要

呼吸をおろそかにすると、交感神経が過剰に働き、
睡眠の質低下・免疫力の低下・慢性疲労へとつながります。

放置してしまうと、疲れが取れにくいだけでなく、
「年齢のせい」と思い込んでいた不調が進行していくリスクもあります。
反対に、呼吸を整えることは“自然治癒力”を引き出す最もシンプルで効果的な方法です。
 


◆ まとめ:呼吸は「今すぐできる最高のセルフケア」

薬も道具もいりません。
1日1分、「4秒吸って、8秒吐く」だけで、
体は確実に変わり始めます。

深い呼吸は、血流を整え、筋肉を緩め、心を落ち着かせる。
まさに“癒しの原点”ともいえる習慣です。

ちゅ楽では、呼吸と姿勢を整える整体・アロマケアを通じて、
心身のバランスを取り戻すお手伝いをしています。
もし「いつも疲れている」「呼吸が浅い」と感じたら、
一度“呼吸から体を見直すケア”を体験してみてください。
 

【ご予約はお早めに!】







眼精疲労と首こりの深い関係:見えない疲れが全身をこわばらせる



スマホやパソコンを長時間見ることが日常になった現代。
多くの人が「目が疲れる」「首や肩が重い」と感じているのではないでしょうか。
実は、眼精疲労と首こりは切っても切れない関係にあります。
どちらか一方を放っておくと、もう一方も悪化する――まるで“悪循環のペア”のように、互いに影響を及ぼし合うのです。

本記事では、その原因と仕組み、そして根本的に改善するためのアプローチを、整体の視点から解説します。
 


■ なぜ「目の疲れ」が「首」にくるのか

一見、関係なさそうに見える“目”と“首”。
しかしこの2つは、実は神経・筋肉・姿勢の3つのルートで深くつながっています。
 

① 眼と首をつなぐ「自律神経のルート」

目が疲れると自律神経のバランスが崩れやすくなります。
とくに、ピントを合わせるために働く「毛様体筋」は、交感神経と密接に関係しています。
パソコン作業やスマホを凝視していると、交感神経が優位になり、首や肩まわりの筋肉が常に緊張状態に。
その結果、血流が滞り、首こり・肩こり・頭痛へとつながります。
 

② 目の動きを支える「小さな筋肉群」

目を動かす外眼筋(がいがんきん)は、後頭部や首の深い筋肉と連動しています。
たとえば長時間、同じ距離を見続けていると、外眼筋がこわばり、
それに連動する後頭下筋群(こうとうかきんぐん)も緊張。
この筋肉は首の付け根から頭蓋骨にかけて位置するため、目の疲れが首のハリや痛みとして現れるのです。
 

③ 姿勢の崩れ

スマホを見るとき、頭が前に出る「スマホ首(ストレートネック)」の姿勢になりやすいですよね。
この状態では、頭(約5kg)の重さを首の筋肉で支え続けることになり、首こりを加速させます。
しかも、目線が下がることでピントを合わせる筋肉も疲労。
つまり「姿勢」と「視線」はセットで負担を生んでいるのです。

 


■ 悪循環が続くと、こんな症状が出る

眼精疲労と首こりの関係を放っておくと、次のような全身の不調へと発展していきます。

  • 頭痛・めまい・ふらつき

  • 顎関節のこわばり

  • 集中力の低下、イライラ

  • 自律神経の乱れ(不眠・動悸・冷えなど)

  • 背中や腰の慢性痛

つまり、首こりは単なる「筋肉のこり」ではなく、“全身のバランスの乱れ”のサインなのです。

 


■ 改善のポイント①
目の筋肉を「ゆるめる」

最初にアプローチすべきは、首よりも“目”。
視覚筋の疲労を取ることで、連動している首まわりの緊張もほぐれやすくなります。
 

▶ 温める

ホットタオルや蒸気アイマスクなどで目を温めましょう。
血流が改善し、ピント調整筋(毛様体筋)の緊張が和らぎます。
1日3回、1回5分を目安に取り入れると効果的。
 

▶ 遠くを見る習慣

1時間に1回は窓の外など遠くを見ることで、ピントを合わせる筋肉がリセットされます。
この“焦点のリズム”が、首の緊張緩和にもつながります。
 

▶ まぶたのマッサージ

目の上を軽く押さえ、円を描くようにやさしくマッサージ。
まぶた周囲の血流を促すことで、目の奥の疲労感も軽減します。

 


■ 改善のポイント②
首まわりを「支える」

目の疲労を取ったうえで、次は首まわりの土台を整えます。
 

▶ 深い筋肉をゆるめる

首の奥には「後頭下筋群」と呼ばれる小さな筋肉があります。
この部分が硬くなると、脳への血流が低下し、頭痛やめまいが起きやすくなります。
リリース整体やヘッドケアでは、この深層筋にアプローチし、
目と首の連動をリセットすることができます。
 

▶ 肩甲骨を動かす

肩甲骨が固まると、首が自由に動かなくなり、常に引っ張られた状態に。
“肩甲骨はがし”のようなストレッチを取り入れることで、首の負担を分散できます。
 

▶ 枕の高さを見直す

高すぎる枕は首の自然なカーブを失わせ、ストレートネックを助長します。
理想は、仰向けで寝たときに顔がやや上を向く程度。
朝起きたときに首や肩が重い場合は、枕の見直しが必要です。

 


■ 改善のポイント③
姿勢と呼吸を整える

首こりや眼精疲労を繰り返す人は、共通して「浅い呼吸」になっています。
呼吸が浅いと、酸素が十分に行き渡らず、筋肉が緊張しやすくなるのです。
 

▶ 胸を開くストレッチ

デスクワークの合間に、両手を後ろで組み、胸を開いて深呼吸。
これだけで首の前側の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張が緩み、姿勢が自然と整います。
 

▶ 座り方を見直す

骨盤を立てて座ることを意識しましょう。
背もたれに頼らず、坐骨(お尻の骨)で座ることで、首や肩に余計な負担をかけずに済みます。

 


■ ヘッドケアでできる
「根本アプローチ」

ちゅ楽の脳疲労ケア(ヘッドケア)では、単に首や肩をほぐすだけでなく、
“目〜頭〜首〜肩”をひとつのユニットとして整えることを重視しています。
具体的には、

  • 眼精疲労に関連する後頭下筋群や側頭筋へのアプローチ

  • 自律神経の調整(頭蓋リリース)

  • 呼吸と姿勢をリンクさせる運動療法
    などを組み合わせ、全身のバランスを再構築していきます。

実際、「首のコリが取れたら視界が明るくなった」「頭がスッキリして仕事の集中力が上がった」
といった声も多く寄せられています。
 


■ まとめ

眼精疲労と首こりは、どちらか一方の問題ではありません。
目の酷使による筋肉の緊張 → 姿勢の崩れ → 首や肩のこり → 血流低下 → さらに目が疲れる…
この悪循環を断ち切るためには、目・首・姿勢・呼吸をトータルで整えることが大切です。

日常のセルフケアで限界を感じている方は、一度「目と首の関係」に着目した整体を受けてみてください。
体だけでなく、頭や心まで軽くなる感覚をきっと実感できるはずです。
 

【ご予約はお早めに!】






【呼吸が浅くなると、心も体も休まらない】



――アロマトリートメントで“眠れる体”を取り戻したお客様の物語

 

■「最近、深呼吸できてない気がして…」

40代の女性・Aさん。
仕事も家庭も大切にしながら、常に周囲を気遣うタイプ。
ある日、「なんだか呼吸が浅くて、夜もぐっすり眠れない」と感じ、青葉台ちゅ楽にご来店されました。

詳しくお話を伺うと、
・寝つきが悪い
・肩や胸まわりが常にこわばっている
・気づくと息を止めていることがある
という状態。

体を触らせていただくと、鎖骨まわりや肋骨、横隔膜(呼吸筋)が硬く、背中にも強い張りがありました。
「呼吸が浅い」と感じるとき、実は“心の緊張”が体にそのまま表れていることが多いのです。
 


■ 呼吸の浅さは「心のブレーキ」

現代人の多くは、無意識のうちに息を詰めています。
緊張や不安、焦りが続くと、自律神経が常に“交感神経優位”に傾き、
体が戦闘モードのまま緩まなくなってしまうのです。
 

Aさんもまさにその状態。
一生懸命がんばっているのに、体は休めない。
「リラックスしたい」と思っても、ブレーキがかかったままアクセルを踏んでいるような感覚です。

こうした呼吸の乱れは、
✔ 睡眠の質低下
✔ 慢性的な肩こり・首こり
✔ 自律神経の乱れ
✔ 冷え・代謝の低下
など、放っておくと心身のバランスを大きく崩してしまいます。
 


■ ちゅ楽でのケア:アロマで“呼吸を思い出す”時間

Aさんには「アロマトリートメント」をご提案しました。
目的は、“呼吸の再教育”。

使用したのは、呼吸器系にアプローチするオイルを選択しブレンド。
副交感神経を優位に導き、胸の奥から呼吸を深めるサポートをしてくれる香りです。

施術では、まず肋骨まわり・横隔膜・肩甲骨周囲を丁寧にほぐしながら、
アロマの香りで脳に「安心していいよ」というサインを送りました。

背中のトリートメントでは、
硬くなっていた呼吸筋(特に広背筋・菱形筋)が少しずつ緩み、
Aさんの呼吸が自然と深くなっていくのが手のひらから伝わります。

最後にヘッドとデコルテを解放しながら、
“考えすぎる脳”を休めていく――
終わるころには、Aさんの表情は見違えるほど穏やかでした。
 


■ 「息ができるって、こんなに楽なんですね」

施術後、Aさんが最初に漏らした言葉。
「体が軽いのはもちろんだけど、呼吸ができるって、こんなに楽なんですね」

翌週のご来店時には、
「最近は寝つきがよくなって、夜中に目が覚めなくなりました」
「朝、胸のあたりがスッと広がって気持ちいいです」と笑顔で報告してくれました。

それから、Aさんは週に一度のアロマケアを続けることで、
呼吸の浅さも改善し、心身ともに安定した日々を取り戻しています。
 


■ 呼吸が浅い人が抱える“見えない損失”

「寝ても疲れが取れない」
「肩こりがずっと治らない」
「気分の浮き沈みが激しい」

これらの背景には、“浅い呼吸”が潜んでいることが非常に多いです。
呼吸が浅い=酸素が足りないということは、脳や内臓の働きが低下し、結果的にパフォーマンスも下がります。
放置すると、自律神経失調や慢性疲労症候群、うつ状態などに発展するケースも。

つまり、「呼吸が浅いまま」は、見えない損失を積み重ねているようなものなのです。
 


■ 深呼吸できる体は、人生を変える

アロマの力で呼吸を整えることは、単なるリラクゼーションではありません。
それは、“体の声を取り戻すプロセス”です。

呼吸が深くなると、
血流が改善し、冷えが和らぎ、心拍数も落ち着く。
そして、脳が「安心」だと感じると、自然と笑顔や前向きな気持ちが戻ってきます。

もし今、あなたが「ちゃんと休めていない」「息が浅い」と感じているなら、
それは体が“助けを求めているサイン”かもしれません。
 


■ 行動を変えることで、未来が変わる

Aさんも最初は「忙しいし、マッサージなんて贅沢かも」と言っていました。
でも今では、「この時間があるから、毎日頑張れる」と話してくれます。

あなたも、呼吸が浅いまま日々を過ごしていませんか?
青葉台ちゅ楽のアロマトリートメントで、
“深く息ができる体”を取り戻しませんか?

きっと、その一呼吸が、あなたの心と体を変えてくれるはずです。
 

【ご予約はお早めに!】






【平背(へいはい)】──腰が反らないあなたへ。実は"猫背より深刻"な姿勢の話



「猫背はよく聞くけど、“平背”ってなに?」
そんな声をよく耳にします。
実は、整体の現場では猫背よりも深刻なケースとして増えているのが、この「平背(へいはい)」です。
背骨の自然なカーブが失われ、まっすぐすぎる背中になってしまう状態のこと。
一見「姿勢が良い」と勘違いされやすいのですが、実は、体にさまざまな不調を引き起こします。
 


■ 平背とは?──S字カーブを失った“硬い背骨”

私たちの背骨は本来、横から見ると「S字カーブ」を描いています。
首の前弯(ぜんわん)・胸の後弯(こうわん)・腰の前弯。
この3つのカーブがあることで、重力や衝撃を吸収し、体を支えてくれているのです。

しかし、長時間のデスクワークやスマホ操作、呼吸の浅さ、ストレスによる緊張などが重なると、
筋肉が固まり、背骨が“まっすぐに固定”されていきます。
これが「平背(へいはい)」です。

見た目は姿勢が正しく見えるかもしれません。
けれど、S字カーブを失った背骨は、まるでバネのない釘のように衝撃を吸収できず、
腰痛・肩こり・首こり・自律神経の乱れを招きます。
 


■ 平背の人に多い症状とサイン

  • 仰向けで寝ると腰が痛い

  • 背中が板のように硬い

  • 呼吸が浅い、息苦しい

  • ストレートネックと言われた

  • 姿勢を正そうとすると余計に疲れる

これらのサインがあれば、すでに“平背傾向”かもしれません。
特に「呼吸の浅さ」と「腰の重さ」がセットで起こっている人は要注意です。
 


■ なぜ“平背”になるのか?──筋膜と呼吸の関係

平背を作る大きな要因のひとつが「筋膜(きんまく)」の癒着です。
筋膜とは、筋肉を包む薄い膜で、全身をボディスーツのようにつないでいます。
この筋膜が固まると、背骨の動きが制限されて、自然なカーブが作れなくなります。

さらに、呼吸の浅さも大きな要因。
横隔膜(おうかくまく)が十分に動かないことで、胸郭(きょうかく)や肋骨まわりの筋肉が硬くなり、
背中が丸まったり平らになったりします。
これはストレスによって交感神経が優位になり、体が常に“緊張モード”にある人ほど起きやすい傾向です。

つまり、平背は“筋肉だけの問題”ではなく、“呼吸と神経の問題”でもあるのです。
 


■ 放置するとどうなる?──「平背」から始まる悪循環

平背を放置すると、腰や背中への負担が増え、
▶️ 慢性的な腰痛
▶️ 呼吸の浅さからくる自律神経の乱れ
▶️ 血流低下による冷えやむくみ
▶️ 背骨の可動性低下による老化の加速
といった悪循環が起こります。

また、平背の人は「姿勢を正そうと頑張る」傾向がありますが、実はそれが逆効果。
硬くなった筋肉をさらに緊張させ、痛みを助長してしまうこともあります。
「正しい姿勢」は“力で作るもの”ではなく、“しなやかに支えるもの”。
その柔軟さを取り戻すには、まず“ゆるめる”ことが大切です。
 


■ 平背改善のカギは「ゆるめて、呼吸を取り戻す」

整体の現場では、背骨だけでなく、
・胸郭(呼吸の動き)
・骨盤(体幹の支点)
・足裏(全身バランス)
を整えることが重要です。

リリース整体で、背中〜腰〜骨盤の動きを引き出し、
呼吸に合わせて神経の緊張をゆるめていくと、自然にS字カーブが戻ってきます。

多くの方が施術後にこう言います。
「息が深くなった」
「姿勢がラクに保てるようになった」
「夜ぐっすり眠れるようになった」
体の変化は、心や睡眠にも波及していくのです。
 


■ セルフチェック:あなたの背中、大丈夫?

  • 仰向けで寝ると背中全体が床にペタッとつく

  • 胸を張ろうとすると首が前に出る

  • 深呼吸しても胸があまり動かない

この3つのうち2つ以上当てはまれば、“平背予備軍”の可能性があります。
まずは日常生活で「呼吸を深める」「長時間同じ姿勢を避ける」「お風呂で背中を温める」
ことから始めてみましょう。
 


■ 最後に──「姿勢」は、あなたの生き方の鏡

姿勢は、心と体の状態を映す鏡。
「背中がまっすぐ=良い姿勢」とは限りません。
本当に整った姿勢とは、“力を抜いてもまっすぐ立てる”こと。
それは、頑張りすぎていた自分を手放すことでもあります。

もし今、背中や腰に違和感を感じているなら、
それは体が「もう無理をしないで」とサインを出している証拠かもしれません。

放置せず、一度しなやかな姿勢を取り戻すお手伝いをさせてください。
青葉台ちゅ楽では、平背・猫背・反り腰などの“姿勢タイプ別アプローチ”を行い、
あなた本来の「軽やかに動ける体」へ導きます。
 

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