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アロマのお話 2013年4月

爽やかな香りでホームケア

この季節、様々柑橘類が店頭に並んでいます。
爽やかな香り。
美味しいですよね。
アロマテラピーで用いる精油で代表的なもののひとつが、柑橘系の精油です。
スイートオレンジ、ビターオレンジ、レモン、グレープフルーツ、マンダリン、etc。
ちゅ楽では、柚子、橙、檸檬を取り扱っています。
日本産の柑橘系の精油には、上記のほかに土佐小夏(日向夏)、文旦なんていうのもあります。
柑橘系の香りは、嫌いな人が少なく、そういう意味では使いやすい香りだと思います。
ただ、光毒性があるので、お肌に使う場合は注意が必要です。
日中のご使用には気をつけて下さいね。

甘酸っぱい果物が大好きな私。
ここのところ、毎日のように文旦を食べています。
当然、毎日文旦の皮がごみとなります。
爽やかな香り。
このまま捨ててしまうのはもったいない!

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ところで、
柑橘類の精油はどこから採られるかご存知ですか?
皮の表面を見て下さい。
小さな凸凹がありますね。
このポツポツの中に精油が入っています。
柑橘系の精油の主な成分はリモネンと言います。
リモネンは非常に優れた抗ウイルス性、抗菌性、抗カビ性があり、

風邪などの病気やそれらの予防にとても効果的です。
胃もたれなどに良い消化促進の作用もあります。
血行を促進し体を温めてくれるので、冷え性にも効果があります。
日本でも冬に柚子湯に入る習慣がありますよね。
昔から経験的にこうした効能を知っていたのですね。
また、リモネンはデトックス・抗酸化作用も期待できます。
コレステロールの生成を抑えたり、
腫瘍細胞の増殖を抑制したりすることもわかってきています。

発泡スチロールを溶かす用途や接着剤に使われたりもしています。
最近では、オレンジオイル入り洗剤なんてのも売られていますよね。
油を溶かす性質があるので、油汚れを落とすのに使えます。
しみ抜きにも使えるとか。

ここで、美味しく食べた後の『皮』の登場です!
私は、この皮でシンクの中や周りをお掃除します。
いい香りで、台所もキレイになって、気分も上々。
電子レンジの匂いとリにもいいですよ。
皮を電子レンジに入れて、チン。
爽やか~になります。

簡単便利な柑橘類の『皮』、ぜひ利用してみてくださいね。
 


桜吹雪と癒し

なんと桜は380種もあるそうで、名所と言われる所へ出掛けなくても、
そこここで桜色の世界を楽しむことができますね。
ちゅ楽の窓からは、はらはらと桜が舞い降りる様を見ることができます。
ここから桜の樹を見ることをできませんが、はらりはらりと舞い降りる花びらも風情があって素敵です。
先日の春の嵐、そして週末の嵐。
今は、芽吹き始めた銀杏の若葉が目に眩しいです。

満開の桜色も、はらりと舞い降りてくる花びらも、癒しの力があるように思います。
桜の花びらの落下スピードは、雪の降る速度とほぼ同じとか。
降りはじめの雪がはらりはらりと落ちてくる様と似てますね。

実際、桜の香りには癒しの力があります。
桜の香り???
満開の桜がむせるように香っていた…、なんて記憶は見当たりませんよね。
桜にも花の香りがあるようですが、とても弱い香りなのだそうです。
私たちが、桜の香りと言われて思い浮かべるのは、
桜餅に巻かれている葉っぱの方であったり、
桜ご飯や桜湯に使われる塩漬けのお花のほうであったりですよね。

あの独特の香りの主体はクマリン(C9H6O2)という成分なのだそうです。
通常の花や葉の中では糖と結合した「配糖体」という状態で存在するため、
実は美しく咲いている生の桜の花からはあの香りはしないのだそうですよ。
それが「塩漬け」にされると糖が分離してクマリンが生成され甘い香りを放つ状態に。
桜のあの独特の香りにどことなくホッとする感じがするのは、
主成分であるクマリンにリラックス効果を引き出す作用があるからなのです。
それだけはなく他にも様々な効能があるようです。
去痰や咳止め作用、血圧低下作用や二日酔い予防作用も期待できるようです。
二日酔いの予防に桜湯、なんて利用法も桜を楽しめていいかも、ですね(^^;)。

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