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整体のお話 2018年5月

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング② 肩甲挙筋編



あなたの肩こりは○○筋が原因だ!

前回のブログで、僧帽筋の事を書きましたが、
肩こりに関係する筋肉は、まだまだあるんです。

肩こりでお困りの方は、肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニングを
参考にしてみてください。
 
今回は、肩甲挙筋です。

肩甲挙筋は、僧帽筋と同じように肩を拳上させる働きのある筋肉で、
肩こりに関係していることが多いです。
 
 
肩こりに関係する筋肉 肩甲挙筋
 

1.肩甲挙筋の構造

   
 
 
起始 大1頸椎の横突起の後結節
 
 
停止 肩甲骨の上角・内側縁上部
 
 
作用 肩甲骨の拳上(肩甲骨を上に上げる)
   下方回旋(背中に手を回す)
 

運動貢献度の順位

  肩甲骨拳上
1位 僧帽筋(上部)
2位 肩甲挙筋
3位 大菱形筋
4位 小菱形筋
肩甲挙筋は、その名前の通り肩甲骨にくっついていて、僧帽筋上部線維と
ともに肩甲骨拳上(肩甲骨を上に上げる)の役割と菱形筋や小胸筋と
協同して肩甲骨の下方回旋(背中に手を回す)にも働きます。
 
そして、頸部の後部側面深層に位置しているので、いわゆるインナー
マッスルでもあります。
 
 

2.肩甲挙筋は、常に負担が生じている!

肩甲挙筋は、立った状態や座った状態の時に体重の約10%を占める腕の
重さを常に支えているんです。僧帽筋上部線維と一緒に腕の重さを支えて
いるのですが、それでも負担は常にあるということですね。
 
それだけではなく、首の後ろから肩甲骨にかけて、体重の約13%の重さが
ある頭部の負荷も常にかかった状態です。この事については、あとで詳しく
書いておきます。
 
そのため、肩甲挙筋は常に負担があるため疲労しやすい筋肉です。
 
 

3.肩甲挙筋の疲労が肩こりに関係する

ほとんどの肩こりの方は、首の後ろあたりから肩や肩甲骨までの筋肉の
こわばりを訴えてます。その痛みの場所に肩甲挙筋があるんです。
 
デスクワークなどで、常に同じ姿勢をとっていたり、姿勢が悪い状態で
手を使う作業をすると、余計に肩甲挙筋の緊張を高め、疲労してしまいます。
そうなると、筋肉内の血流も悪くなり、そこに疲労物質が蓄積しやすく
なってしまうのです。
 
他にも、肩こりだけではなく、首の辛さや頭痛にも大きく関係する
筋肉ともいえます。
 
肩甲挙筋の過緊張は、筋肉そのもののコリ以外にも神経の圧迫も考え
られます。
それだけではありません。肩甲挙筋の過緊張は、肩甲骨を拳上・下方回旋
位でロックがかかるため、肩関節の不安定性を引き起こすこともあります。
 
 

4.肩甲挙筋とストレートネックの関係

最近、肩が痛くて病院に行ったら「ストレートネックですね」と言われた
方は、とても多いのではないでしょうか。
ストレートネックの人は、首のカーブがなくなって頭が前に傾きやすい
状態です。
日常生活で、私たちのカラダが受ける様々な衝撃は、背骨のS字カーブが
あることで、上手に吸収しています。しかし、そのS字カーブがないと
骨や関節に対して大きな衝撃が加わる事になり、骨や関節もちろん筋肉
といった組織に大きな負担になってしまいます。
 
頭が前に倒れるということは、肩甲挙筋が付着している首の後部側面は、
常に肩甲挙筋が伸ばされて、重い頭を正しい位置にとどめておこうと
必死に踏ん張っている状態ですので、筋肉が硬く張ってしまうのです。
 
その状態を放置していると、凝り固まった状態から血流が悪くなり、
痛みへと発展していくという訳です。
 
 

5.肩甲挙筋ストレッチ

 
僧帽筋のストレッチと似ているのですが、少しだけ首の回旋をいれると、
より肩甲挙筋が伸びていきます。
 
片方の手を背中に回し、もう片方の手を頭に置きます。
背中側の手に力が入らないように脱力した状態で、頭を押さえている手の
方に傾けていきます。この時に、ストレッチする側とは反対側に約45°回旋
させながら傾けます。
首から肩にかけて筋肉が伸びているのを感じましょう。呼吸もしっかり
やってくださいね。
左右30秒ずつ行いましょう!
 
 

6.肩甲挙筋トレーニング

肩甲挙筋への継続的な負荷にも耐えられるために、筋肉の強化も有効です。
僧帽筋と同じトレーニングで肩甲挙筋も鍛えられます。
 
      
 
足を肩幅くらいを目安に立ちます。
肩をすくめるようなイメージで肩甲挙筋を意識して真上に引き上げ、
動きをコントロールしながら肩甲骨を下げるように意識して肩を元の
位置に戻します。
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 
 

7.まとめ

僧帽筋の奥に位置していて、首から肩甲骨に繋がり僧帽筋と一緒に肩甲骨を
持ち上げる役割をしている筋肉です。
腕や頭の重さを常に支えていて、とても疲労しやすく、長時間のデスク
ワークなどの同じ姿勢で手を使っていると、硬くなりやすいです。
また、ストレートネックとも関係の深い筋肉ですので、肩だけでなく首や
頭痛の原因にもなってきます。
 
あなたの肩こりは肩甲挙筋が原因かもしれません!
 
ストレッチやトレーニングを参考に効果を実感してみてください。
 
ストレートネックのような症状は、ストレッチやトレーニングでの
対処は難しいかもしれませんが、肩こりでお困りの方は一度ご相談ください。
スポーツ整体の説明や金額を知りたい方はこちら

この記事を書いた人


 沖縄生まれ沖縄育ち
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング① 僧帽筋編



肩こり・・・
ちゅ楽にご来店されるお客様のお悩みでとても多い症状です。
 
仕事中に、ふと気がついたら肩に手をおいていることはありませんか?
長時間、同じ姿勢を続けていたり、無意識に肩に力が入っていたりすると
肩がどんどん硬くなって、いわゆる肩こりになってしまいます。
 
若い時は、全然へいきだったのが、年齢が上がるほど肩こりが辛く感じる
事が多くなるのではないでしょうか。
 
 
しかし、この肩こりが「どの筋肉が原因で辛くなっているのか?」と
考えている人は少ないのではないでしょうか?
 
今日から、何回かにわけて、【あなたの肩こりの原因は○○筋だ!】と
わかってもらえるように、専門情報や肩こり解消に効果的なストレッチ&
トレーニングをわかりやすくお伝えしたいと思いますので、
肩こりの方は参考にしてみてください。
 
 
肩こりと関係する筋肉 僧帽筋
 

1.僧帽筋の構造

          

 
起始 ①上部繊維・・・後頭骨上項線、項靭帯と頸椎1~頸椎5の棘突起
 
   ②中部繊維・・・頸椎6~胸椎3の棘突起、棘上靭帯
 
   ③下部繊維・・・胸椎4~胸椎12の棘突起、棘上靭帯
 
 
停止 ①上部繊維・・・鎖骨外側1/3
 
   ②中部繊維・・・肩甲骨の肩峰、肩甲棘上面
 
   ③下部繊維・・・肩甲棘内端
 
 
 
作用 ①上部繊維・・・肩甲骨の上方回旋 (腕を横から上げる)
           肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
           肩甲骨の拳上 (肩甲骨を上に上げる)
           頸部の伸展 (頭を後ろに倒す)
 
   ②中部繊維・・・肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
 
   ③下部繊維・・・肩甲骨の上方回旋 (腕を横から上げる)
           肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
           肩甲骨の下制 (肩甲骨を下げる)
 
 
運動貢献度の順位
  肩甲骨拳上 肩甲骨内転 肩甲骨下制
1位 僧帽筋(上部) 僧帽筋(中部) 僧帽筋(下部)
2位 肩甲挙筋 大菱形筋 小胸筋
3位 大菱形筋 小菱形筋  
4位 小菱形筋    
*僧帽筋は主に肩甲骨の動きに貢献します。
 
 
 
僧帽筋は、かなり大きく幅広く走っている筋肉で、おそらく痛みの原因
として最も頻度が多いのではないかと思います。
その理由はやはり、その幅広さです。
 
背骨から肩甲骨や鎖骨にくっつきますが、肩甲骨から後頭骨に走る
上部線維、肩甲骨の真横に走る中部線維、肩甲骨から背骨に走る下部線維
と3つのパートに分かれます。
 
つまり、首から肩甲骨、背中にかけてが痛い場合、どこが痛くても
僧帽筋が関係している可能性があると考えられます。
 
 

2.短縮しやすい上部と弱化しやすい中下部

僧帽筋は、上部・中部・下部と3つに分かれていて、作用が異なります。
 
上部繊維が収縮すると肩甲骨を拳上、上方回旋させ、肩をすくめる様な
動作をします。
「いかり肩」のように、常に肩があがった状態は上部繊維が短縮している
ことが考えられます。短縮は過度の緊張によっておこる為、血流が悪くなり、
肩こりの原因にもなります。
 
中部繊維と下部繊維の筋力低下があると、肩甲骨を引き寄せる機能が
弱くなるため、肩甲骨に外転偏位がおこります。
デスクワークなどの座っていることが多い方は、猫背姿勢をとりやすく、
肩甲骨が外転し、僧帽筋中部繊維と下部繊維は伸ばされて、硬くなり
血行が悪くなります。
 
それだけではなく、ひどい人だと胸椎が過度に後湾した状態になると、
肩関節が最終域まで上がらないということになり、僧帽筋が原因で腕が
あがりません!となります。
 
 

3.僧帽筋の「強さ」と「柔軟性」

筋肉は、「強さ」と「柔軟性」がとても大事です!
この2つを備えた筋肉をつければ、肩こりの解消はまちがいないです。
 
 
例えば、筋肉隆々のマッチョな40代男性とちょっとひ弱なまったく運動
しない40代男性が同じ重さの物を同じ姿勢でずっと持ち続けたら、肩に
痛みが出てくるのはどちらだと思いますか?
 
そうです!ひ弱なまったく運動しない40代男性の方です。
 
これは、筋肉の「強さ」の違いによるものです。
 
筋肉が強ければ強いほど、普段から鍛えているほど、同じ姿勢を続けて
いても、痛みなしで耐えることができるんです。
 
そして、「柔軟性」も同じで柔らかければ、つまり普段から動かして
いるほど、色々な動きに対応できることになります。無理な姿勢や負担に
な動きも「柔軟性」があれば、負担が軽減できます。
 

4.僧帽筋ストレッチ

①僧帽筋上部ストレッチ



片方の手を背中に回し、もう片方の手を頭に置きます。
背中側の手に力が入らないように脱力した状態で、頭を押さえている
手の方に傾けていきます。
このとき首から肩にかけてストレッチします。首から肩にかけて筋肉が
伸びているのを感じましょう。呼吸も忘れずに!
左右30秒ずつ行いましょう。
 
 
②僧帽筋中部ストレッチ



両手頭の後ろで組み、姿勢が猫背にならないように注意して首を前に
傾けていきましょう。
息を止めないよう呼吸をしっかりおこないます。
30秒を目安に行いましょう。
 
 
 

5.僧帽筋トレーニング

   

足を肩幅くらいを目安に立ちます。肩をすくめるようなイメージで
僧帽筋上部を意識して真上に引き上げ、動きををコントロールしながら
肩甲骨を下げるように意識して肩を元の位置に戻します。
 
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 
 

6.まとめ

僧帽筋は、頸~肩甲骨~背中にかけて幅広い筋肉です。上部・中部・下部
と3つに分かれていて、上部は緊張で短縮しやすく、肩こりに大きく関係
しています。中部・下部は、弱化して猫背姿勢の原因にもなっています。
 
あなたの肩こりは僧帽筋が原因かもしれません!
 
ストレッチやトレーニングを参考に、効果を実感してみてください。


もしも自分では、どうしようもないぐらい辛い肩こりの方は、ご相談ください。
スポーツ整体の説明や金額が知りたい方はこちら

この記事を書いた人


 沖縄生まれ沖縄育ち
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

運動習慣を身につけて健康に年を重ねましょう!

運動してますか?

お客様に、「体を動かしてますか?」とお尋ねすると、
「やったほうがいいのはわかってるんだけど…。」
という答えが返ってくることがよくあります。

忙しい毎日の中で、運動のための時間を作るのはなかなか困難。
とはいうものの、運動不足を放っておくと怖~いという記事がありました。

「日本人にいたっては死因の16%が運動不足の影響という。
世界平均が9%であることを考えるとかなり高い。
パソコンの前に座りっぱなしがよくないとわかっていても、
なかなか行動に移せないようだ。」
~Forbes Japan(2017年5年7日)より~

座ってばかりで体を動かさない生活が、病気を生んでしまう…。
コワイですね。
お仕事中を座って過ごし、家に帰って座ってくつろぐ…。
それが体に良くないとは!トホホ。
疲れてるのにねぇ~。

最近では、お仕事中の座りっぱなしを防ぐために、
昇降式の机もあるそうですね。
お客様にお話を伺うと、「ウチの会社にもありますよ。」という声が
聞かれました。

座りっぱなしの生活は、糖尿病や心臓病、癌といった慢性疾患に罹りやすくなる
だけでなく、脳の委縮、認知能力の低下までもたらしかねないとか。
身体を動かすと血流がよくなります。
たくさんの血行が良くなれば、脳への酸素の供給量も増える
ということだそうですよ。
健康に年を重ねるには、運動は欠かせないものになってきているのですね。
厚生労働省は、そのHPの中で、日頃から意識的に身体を動かすことを勧めています。

その内容は、成人で
〇散歩、早く歩く、乗り物やエレベーターを使わずに歩くようにする。
〇一日平均1万歩以上歩くことを目標に。
〇週2回以上、一回30分以上の息が少し弾む程度の運動を習慣に
〇最初の運動としては、まずウォーキングから
としています。
~ http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b2.html ~

1000歩で10分くらいだそうですから、一日1万歩とは、
なかなかのハードルの高さです。
おっといけない!
こう言ってできない言い訳をしていてはいけませんね。
ハードル低めからでも、運動習慣を身につけるべくトライ!です。

因みに、運動習慣者とは、
一回30分以上の運動を、週2回以上実施し、1年以上持続している人
だそうです。~厚生労働省のHPより~

まずは、初めの一歩からですね!




この記事を書いた人


   ヨガも本格的に学び
体を知り尽くしたスペシャリスト
   生長 真起子
Makiko Ikunaga

放っておくと怖い股関節の痛み【変形性股関節症】

お客様の中には、歩行が困難で松葉づえで来られる方もいらっしゃいます。
 
変形性股関節症といって、股関節に問題がある症状です。
 
 
変形性股関節症は、先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全が原因で
長い年月のうちに変形性股関節症となるケースがほとんどです。
 
 
10代、20代の時には、痛みも違和感もなかったのに、30代を過ぎ40代に
なってきて、股関節が引っ掛かるようになったり違和感や痛みがでてきます。
 
股関節は、お椀状の骨盤の中に球状の大腿骨頭が入っているような
構造で、それぞれの骨には動きを滑らかにするための軟骨がついています。
その軟骨が年をとっても劣化したり、過度な負担を受けたりすることで、
軟骨がすり減って変形していきます。
 
 
骨が丈夫であっても、軟骨は骨ほどには丈夫ではありません。
関節の間にあってショックアブソーバーになってくれていた軟骨も
過度の刺激によってすり減ってしまいます。
 
股関節症は、進行すると関節の隙間が減り、骨に骨棘などができたり
するために、痛みが出て動かしにくくなり、関節の可動域が減ってしまいます。
 
股関節は自分の体重を支えてくれる重要な関節です。そこに変調が
起きると歩くのも困難になり、関節の手術をしなければいけなくなります。
 
 
 
股関節の痛みや違和感をあまく考えないでほしいと思っています。
 
 
股関節の痛みで怖いのは、気づいた時には手遅れになってしまうことです。
股関節が痛い人が病院に行って、検査しても原因がわからず、「様子を
見ましょう」となりますが、そのうちに状況が悪化してしまい、変形性
股関節症という病気に悪化してしまうこともあります。
 
 
股関節の痛みの原因のひとつに、太ももの前にある大腿四頭筋の使い過ぎ
による腱の炎症があります。炎症を取り除き、大腿部や骨盤周囲筋の緊張
を緩めることで治癒しますが、年齢が上がると気づかないうちに、
ハムストリング(太ももの裏)や内転筋(太ももの内側)の筋肉が衰え
骨盤周囲の筋肉の負担が大きくなってきます。
その為、股関節の痛みに繋がりやすくなります。
 
その他にも、小臀筋というお尻の奥の筋肉が硬くなったり、弱くなったり
することで、内転筋(太ももの筋肉)に収縮が出て、股関節の痛みに
繋がったりといろいろなパターンで痛みがでます。
 
股関節の痛みが長く続くようなら、まずは病院に行ってみましょう!
 
小さな変調を放っておかないで、適切な処置とトレーニングをすることで、
関節の負担を大きくせず、日常生活を送ることがとても大切です。

 
ちゅ楽では、治療は行っていませんが、股関節の痛みで悩む方が多くご来店
しています。
スポーツ整体アロマテラピーボディリラクゼーションの施術で、
お悩みに対応しています。
 
つらい症状やその日の体調で、あなただけのオーダーメイドなコースを
ご提案できます。
 
 
姿勢の事で、お困りの方がいらしたら是非ご相談ください。
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病院に行っても、なかなか改善ができない股関節でお悩みの方は、
一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

    
 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがツラい時に頼れる存在です。
     佐久眞 正己
 Sakuma Masami

肩甲骨を柔らかくすると何がいいの?

肩が辛くて、マッサージ店に行ったことがある方は、
だいたい言われていると思うのが、
「肩甲骨を柔らかくする」ということです。
 
なぜ?
肩甲骨を柔らかくしたほうがいいのか、
その柔軟性があることのメリットについて書いていきますね。
 
 
●ケガをしにくくなる
 
特にスポーツをしている人は、とにかく肩甲骨を動かしています。
肩甲骨の周りには、さまざまな筋肉があり、疲労もたまりやすく柔軟性が落ちてしまうこともある為、ケガにつながる可能性が高くなってしまいます。
肩甲骨の柔軟性が落ちてしまうとローテーターカフ(肩甲骨につく筋肉)の負担が大きくなり、回旋腱板炎などのケガに つながります。
ケガを防止するためにも肩甲骨を柔らかくすることが 大事になんですね。
 
●肩こりや首こりの解消
 
肩甲骨が硬いことが肩こりや首こりに影響します。
肩の筋肉のひとつに僧帽筋という筋肉があって、僧帽筋は後頭骨~肩甲骨~背骨に付着していることから、肩甲骨が硬くなると肩こりや首こりの症状に影響します。
肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を高めることで、肩こりや首こりの症状が緩和されます。
 
●姿勢が改善される効果がある
 
肩甲骨が硬いことで、猫背になる可能性が大きくなります。
胸椎の後湾がすすんでしまう事に原因があって、肩甲骨の柔軟性を高めることで姿勢も改善されることに繋がります。


●痩せやすい体質に変化する
 
肩甲骨を柔らかくして可動域を広げることができると、意外ですが肩甲骨の周りの筋肉の活動量が増加することになりカラダの体謝がアップして、消費エネルギー量が増える為、結果的に痩せやすい状態になります。

 
 
いくつかのメリットをあげましたが、
この他にも肩甲骨を柔らかくすることで、
カラダへのいい影響はたくさんあるんですよ。
 
 
 
肩甲骨は本来、肋骨の上を滑るように動くのですが、肩こりの人は
肩甲骨が肋骨に癒着したようになって、動きが悪くガチガチになっています。
 
肩こりは、菱形筋(肩甲骨と肩甲骨の間にある筋肉)と
肩甲挙筋(首の付け根の筋肉)という深い部分にある筋肉が大きく影響していて、
どちらの筋肉も肩甲骨を動かす筋肉で、
肩甲骨の柔らかさと関係しています。

 
 
 
そして肩甲骨は、カラダの中の数ある骨の中でも、ちょっとだけ
変わっていて、筋肉だけで関節を支えています。
 
ふつうの関節の周りには、筋肉以外に靭帯などの結合組織があって、
関節を支えています。
 
肩甲骨は、肋骨との関節で「肩甲胸郭関節」といって筋肉だけなんです。
 
なので、筋肉の状態が悪いと、もろに悪い影響が出てしまうのが、
肩甲骨や肩甲骨周辺の肩や首なんです。
 
逆に、筋肉をしっかり改善できれば肩甲骨を柔らかくすることができます。

 
 
 
ちゅ楽では、スポーツ整体やボディリラクゼーション、アロマトリートメントで
肩甲骨を柔らかくすることができるメニューがあります。
 

・スポーツ整体は、関節の可動域を広げるために
 
・ボディリラクゼーションやアロマトリートメントは、
 筋肉を柔らかくするために
 
こういった使い分けをします。


 
関節の可動域が広がる(柔軟性が高い)ことと、
筋肉が柔らかくなるということは、少しだけ意味が異なります。
 
例えば、フィギアスケートの選手やバレエダンサーの演技を見て、
カラダが柔らかいと感じると思いますが、柔軟性の高い人の筋肉が
柔らかいかというと、そうではなく、関節が柔らかいのです。
もちろん、関節も筋肉も柔らかい人もいるとは思いますが、関節と筋肉の
柔らかさには、少しだけ違いがあるんです。
 
 
肩こりの辛い症状を改善するには、肩甲骨の柔らかさが必要になってきます。
是非、肩こりでお悩みの方は「ちゅ楽」にご相談ください。

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5月は頭のてっぺんから足の先まで、じっくりたっぷり全身ケア

春は新しいことが始まる季節です。ワクワクして楽しみな一方、
緊張する場面が続くこともあります。
お天気も不安定で、冬のような寒さかと思えば、初夏を思わせる汗ばむ陽気の日もありと、
目まぐるしく気温が変化します。
知らず知らずのうちにカラダにもココロにも緊張を重ねている春。
そろそろ、そうした疲れが出てくるかも、全身ケアでリフレッシュ!をおススメします。




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この記事を書いた人

    
 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがツラい時に頼れる存在です。
     佐久眞 正己
 Sakuma Masami


腰痛予防には大腰筋を鍛えましょう!

2018年も早いですね~もう4ヶ月が過ぎてしまいました・・・
 
そして、GWも後半ですね。
みなさんGWはどこかに行かれましたか?
 
 
ちゅ楽は、GWも休まず営業しておりますので、ご来店お待ちしております。
 

 
ちゅ楽に、ご来店されるお客様には、
いろいろな症状でお悩みの方がいます。

 
肩こり、腰痛、膝の痛み、肘の痛み、寝違い、頭痛、脚の痛み・・・etc

 
その中でも、多いのが肩こりや腰痛です。

今回は、腰痛に関係してくる大腰筋について書いていきます。
 
 

 
腰痛があると、腰の筋肉に原因があると思うのが通常です。
 
もちろん、腰の筋肉に問題があるのですが、
腰だけでは腰痛の辛さは改善できません。
 
 
腰痛に関わる、いろいろな筋肉があって、お尻の筋肉や脚の筋肉・・・
その中でも、あまり重要視されない大腰筋が大事なんです。
 
 
大腰筋が腰痛と関係していることは、一般の人はあまり知らないと思います。
 
大腰筋は、腸骨筋や小腰筋をまとめて腸腰筋と呼ばれている筋肉のひとつで、
直立姿勢の時に、骨盤の位置を保つ仕事をします。
 
 
大腰筋は、腰の骨から大腿骨に付着していることから、重要な役割として、
骨盤を自然な位置でキープさせ、背骨の生理的な湾曲を作っています。

 
 
大腰筋が縮み、硬くなり、過緊張の状態になっている人は腰痛
なりやすいです。
 
そこで、大腰筋の縮みチェック!

 
●仰向けで寝ると腰が浮く
●仰向けで寝るのが辛い
●朝起きると腰が辛い
●長時間立っていると、腰が痛くなる
●下腹が出ている
●背筋を真っ直ぐにした姿勢が保てない
 
大腰筋が縮んでいると、このような症状が出ます。
当てはまることが多いと、大腰筋が縮んでいるかもしれませんよ。
 
 
 
 
他にも、大腰筋が収縮すると股関節を曲げる作用があります。
脚をあげたり、上体を前に曲げたりできるということです。

 

 
歩く時に、脚が前に出るのは、大腰筋が太ももを引き上げていて、
走ったり、カラダを起こしたり、
日常生活ではなくてはならない動作を行う筋肉なんです。

 
 
この動作を日頃から、ある程度行っていると大腰筋は適度に使われていて、
良い状態を保てますが、歩く、走る、カラダを起こすなどの動作が
少なくなると、大腰筋は衰えて弱化してしまいます。 
 
逆に、積極的に歩く、走る、カラダを起こすなどの動作をすると大腰筋が
鍛えられて強化することもできます。 
 
 
腰が痛くなる方の多くに、長時間椅子に座り続けて仕事をしていることが
あげられます。
 
椅子に座っている姿勢は、
股関節を曲げて腰を下ろしている形で大腰筋は
縮んだ状態で動きが止まっています。
それが長時間続けば、縮んだまま硬くなってしまいますね。
 
 
デスクワークなど、座っている仕事をしている方は、
大腰筋が硬くなっているのと、弱化している場合が多くなります。
大腰筋は、上半身と下半身を結ぶ筋肉で、腰の骨と大腿骨を結んでいるので、
大腰筋の強化は、動きの安定に大きく関係してきます。 
 
大腰筋を鍛えることで、いろいろなメリットがあげられます。

 
●カラダの歪みを減らせる

 大腰筋は、人間のカラダでも芯となる股関節部分を形成している筋肉
 なため、鍛えれば鍛えるほど体全体のバランスを安定させる効果が
 期待できます。体幹部のブレは怪我などにも直結してしまう恐れが
 あるため、しっかりと鍛えておくことがおすすめです。

 
●姿勢の矯正

 大腰筋は筋肉ですので、年齢と共に少しずつ衰えていきます。
 大腰筋の衰えは骨盤を正しい位置で保つことができない為、結果として
 猫背のような姿勢になります。大腰筋を鍛えることが猫背を改善する
 1つの方法でもあります。

 
●つまづきにくくなる

 大腰筋は、歩くや走るといった足を上げる動作で重要な筋肉なため、
 衰えてしまうと何気ないところでつまづいたり、階段の上りが厳しく
 なります。「最近、階段の上り下りがきつい。」という人は効率よく
 鍛えて、無理なく階段を駆け上がれるカラダを作ってくださいね。

 
●ぽっこりお腹の改善

 大腰筋の衰えは猫背と密接な関係があります。そんな猫背に影響され
 るのがぽっこりお腹です。ぽっこりお腹は気にしていないだけで、
 実は多くの人に見られる問題点。引き締まったボディを作るために、
 大腰筋を鍛えていきましょう。 
 
 
他にも、大腰筋を鍛えることで、アンチエイジングに効果があったり、
脚が速くなったりとさまざまなメリットがあります。
 
もちろん、最初の話に戻りますが、腰痛予防にも効果があります。
 
大腰筋のストレッチやトレーニングで、より快適な毎日を
過ごせるように頑張りましょう!!

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春は新しいことが始まる季節です。ワクワクして楽しみな一方、
緊張する場面が続くこともあります。
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目まぐるしく気温が変化します。
知らず知らずのうちにカラダにもココロにも緊張を重ねている春。
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     佐久眞 正己
 Sakuma Masami
 

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