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整体のお話 2019年1月

青葉台で腰痛にお困りの方はこちら



腰痛は、たくさんの人が悩んでいる症状のひとつです。
 
立ち仕事や長時間のデスクワーク、家事や普段の生活で腰の負担はかなりあると思います。
重い荷物を持った時に、「グキッ!」と腰を痛めた方もいるのではないでしょうか。腰痛は、
いろいろな場面で出現して、そして一度出現してしまうとなかなか痛みがひいてくれません。
 
 
 
その腰痛が、ある関節の柔軟性がUPすることで痛みの緩和につながることをご存知ですか?
 
 
その関節とは? 

股関節なんです!!
 
股関節が柔らかくなることが、腰痛改善のひとつの方法です。
今回は、なぜ股関節なのか?その理由と股関節を柔軟にする方法を書いていきます。
 
 

1.股関節とは



人間の脚には、大きく分けて3つの関節があります。
・股関節(骨盤と太ももの骨の繋ぎ目)
・膝関節(太ももの骨とスネの骨の繋ぎ目)
・足関節(スネの骨と足部の繋ぎ目)
 
このうち、膝関節と足関節は脚(足)の曲げ伸ばしが主な動作ですが、股関節はちょっと違います。
股関節は関節の曲げ伸ばしだけではなく、股関節を中心に上半身を前かがみにしたり、股関節を
軸にカラダをひねったりといろいろな動作をするために機能しています。
人間が足を思いのまま動かすことができるのは、大腿骨の骨の先が球状になっていて、その球状に
なっている骨の先が、骨盤の位置ですっぽり入るソケット型になっていることがあげられます。
 
股関節は骨盤と脚の要の部分にあたるので、そこに痛みや違和感があると、自由に動くはずの
股関節に制限がかかってしまい、動作がかなり不便になってしまいます。そして、その不便な
動きを代償する場所が出てきてしまいます。
特に腰の代償は、大きく関与しているため、股関節が滑らかに動くことが腰への負担を解消される
ということです。
 
 

2.股関節が問題の症状

臼蓋形成不全は、脚を動かしにくくなった場合に考えられる股関節の症状です。股関節は、骨盤の
ソケットのような部分に大腿骨の骨頭(球状の部分)が収まっている状態ですが、臼蓋形成不全
股関節は、このソケットになっている部分が浅く、狭い状態になっています。
そのために、荷重を分散することができずに、部分的に負荷がかかってしまいます。
 
この状態が続くと股関節の軟骨がすり減ってしまいます。将来的に股関節の変形や破綻を伴う
変形性股関節症になる可能性があります。
 
その他にも、股関節の問題で痛みになる症状は、いくつもあります。
 
 

3.腰痛の症状

●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎とは、背骨の下の部分で腰にある脊椎の一部です。腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎と腰椎の
間にある軟骨組織が何らかの原因で飛び出してしまい、神経を圧迫します。
その結果、腰や足に激しい痛みやしびれなどを起こします。
 
 
●腰部脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは、脊柱管(背骨の中の空洞)が狭くなり、神経が強く圧迫され脚や腰の痛みや
しびれを引き起こします。腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなるという老化現象によって起こり
やすいため、50代以降の方に多いです。
 
 
●その他の痛みの原因
上記に書いた他にも、股関節や腰の痛みを引き起こす原因は多くあります。
長時間同じ姿勢でいることや、腰を継続的に酷使する作業は股関節や腰にとても悪い影響を与えます。
また、背骨に何らかの病気やケガが潜んでいることも考えられます。特に内臓などに問題があって
股関節や腰に痛みがある場合は、医師の指示に従いましょう。
 
しかし、自分で股関節を柔らかくすることで、腰痛の軽減や解消につながる場合もあります。
股関節の柔軟性が、腰痛を改善するひとつの方法でもあるんですね。
 
 

4.股関節の柔軟性をUPさせる方法

では、具体的にどうすれば股関節が柔らかくなるのでしょうか?
今回は、簡単にできる2つの方法をご紹介します。
 
●テニスボールを使って、簡単に筋膜リリース
お尻の筋肉は大殿筋です。その下に隠れている中殿筋や小殿筋、その他にも深層にいくつかの
筋肉が存在しています。
これらの筋肉の重なる部分が癒着して、股関節の動きを妨げている可能性があります。
そこで、この癒着部分に筋膜リリースを行うことで、股関節の柔軟性がUPします。
腰痛でお悩みの方は、これだけでも腰の痛みが軽減する場合が多いです。それだけ、腰の痛みと
関係していることがよくわかります。
 
テニスボールの上に座り、お尻にあてていきます。ボールの位置により痛みの強い箇所があると
思います。その箇所でじっとして20秒ほど圧迫するか、少し前後左右に動くようにしてください。
 
下の写真を参考にしていただけると、やり方がわかりやすいと思います。
 
     

     
 
●フルスクワットをして、動ける股関節を目指す!!
スクワットは、ほとんどの人が知っているトレーニングのひとつです。
スクワットには、膝を曲げる深さでいろいろな種類に分類されます。
その中でも、フルスクワットは最大まで膝を曲げ、ハムストリング(もも裏)がふくらはぎに
付くくらいまで腰を落とすスクワットです。
なぜ、股関節の柔軟性にスクワットなのかというと、股関節はしゃがむところから立つまでに
とても大きな役割を担っています。というこどで、しゃがむ→立つのスクワットがとても効果的
なんです。他にも体幹が安定するので股関節の柔軟性がUPします。
 
 
 

5.股関節が柔軟になることでの効果

股関節を柔らかくすることで、腰痛だけではなく、以下のようなカラダに嬉しい効果も期待できます。
・骨盤が矯正されて正しい位置に戻る
・血液の流れがスムーズになり、むくみや冷え性の改善につながる
・姿勢の改善につながる
・ケガの予防が期待できる
・生理痛の緩和が期待できる
O脚X脚の改善につながる
・股関節周りの筋肉の衰えを防ぐ
・脚がしっかり使えるようになる
 
この他にも、股関節の柔軟性がUPするとたくさんのいいことがあるんです。
 
 

6.まとめ

腰の痛みに効果のある股関節を柔軟にする方法をお伝えしました。
股関節は、下半身を支える大事な関節です。ここが硬くなってしまうと腰の痛みだけでなく、
カラダのいろいろな所に影響を及ぼしてしまいますので、しっかりとほぐして動かすことを
意識していきましょう。
 
 
ご自分で股関節のケアができないときは、是非ちゅ楽へご来店ください。
経験豊富なスタッフが、あなたの股関節をしっかりケアさせていただきます。


この記事を書いた人



 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

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