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青葉台で腰痛にお困りの方はこちら



腰痛は、たくさんの人が悩んでいる症状のひとつです。
 
立ち仕事や長時間のデスクワーク、家事や普段の生活で腰の負担はかなりあると思います。
重い荷物を持った時に、「グキッ!」と腰を痛めた方もいるのではないでしょうか。腰痛は、
いろいろな場面で出現して、そして一度出現してしまうとなかなか痛みがひいてくれません。
 
 
 
その腰痛が、ある関節の柔軟性がUPすることで痛みの緩和につながることをご存知ですか?
 
 
その関節とは? 

股関節なんです!!
 
股関節が柔らかくなることが、腰痛改善のひとつの方法です。
今回は、なぜ股関節なのか?その理由と股関節を柔軟にする方法を書いていきます。
 
 

1.股関節とは



人間の脚には、大きく分けて3つの関節があります。
・股関節(骨盤と太ももの骨の繋ぎ目)
・膝関節(太ももの骨とスネの骨の繋ぎ目)
・足関節(スネの骨と足部の繋ぎ目)
 
このうち、膝関節と足関節は脚(足)の曲げ伸ばしが主な動作ですが、股関節はちょっと違います。
股関節は関節の曲げ伸ばしだけではなく、股関節を中心に上半身を前かがみにしたり、股関節を
軸にカラダをひねったりといろいろな動作をするために機能しています。
人間が足を思いのまま動かすことができるのは、大腿骨の骨の先が球状になっていて、その球状に
なっている骨の先が、骨盤の位置ですっぽり入るソケット型になっていることがあげられます。
 
股関節は骨盤と脚の要の部分にあたるので、そこに痛みや違和感があると、自由に動くはずの
股関節に制限がかかってしまい、動作がかなり不便になってしまいます。そして、その不便な
動きを代償する場所が出てきてしまいます。
特に腰の代償は、大きく関与しているため、股関節が滑らかに動くことが腰への負担を解消される
ということです。
 
 

2.股関節が問題の症状

臼蓋形成不全は、脚を動かしにくくなった場合に考えられる股関節の症状です。股関節は、骨盤の
ソケットのような部分に大腿骨の骨頭(球状の部分)が収まっている状態ですが、臼蓋形成不全
股関節は、このソケットになっている部分が浅く、狭い状態になっています。
そのために、荷重を分散することができずに、部分的に負荷がかかってしまいます。
 
この状態が続くと股関節の軟骨がすり減ってしまいます。将来的に股関節の変形や破綻を伴う
変形性股関節症になる可能性があります。
 
その他にも、股関節の問題で痛みになる症状は、いくつもあります。
 
 

3.腰痛の症状

●腰椎椎間板ヘルニア
腰椎とは、背骨の下の部分で腰にある脊椎の一部です。腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎と腰椎の
間にある軟骨組織が何らかの原因で飛び出してしまい、神経を圧迫します。
その結果、腰や足に激しい痛みやしびれなどを起こします。
 
 
●腰部脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症とは、脊柱管(背骨の中の空洞)が狭くなり、神経が強く圧迫され脚や腰の痛みや
しびれを引き起こします。腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなるという老化現象によって起こり
やすいため、50代以降の方に多いです。
 
 
●その他の痛みの原因
上記に書いた他にも、股関節や腰の痛みを引き起こす原因は多くあります。
長時間同じ姿勢でいることや、腰を継続的に酷使する作業は股関節や腰にとても悪い影響を与えます。
また、背骨に何らかの病気やケガが潜んでいることも考えられます。特に内臓などに問題があって
股関節や腰に痛みがある場合は、医師の指示に従いましょう。
 
しかし、自分で股関節を柔らかくすることで、腰痛の軽減や解消につながる場合もあります。
股関節の柔軟性が、腰痛を改善するひとつの方法でもあるんですね。
 
 

4.股関節の柔軟性をUPさせる方法

では、具体的にどうすれば股関節が柔らかくなるのでしょうか?
今回は、簡単にできる2つの方法をご紹介します。
 
●テニスボールを使って、簡単に筋膜リリース
お尻の筋肉は大殿筋です。その下に隠れている中殿筋や小殿筋、その他にも深層にいくつかの
筋肉が存在しています。
これらの筋肉の重なる部分が癒着して、股関節の動きを妨げている可能性があります。
そこで、この癒着部分に筋膜リリースを行うことで、股関節の柔軟性がUPします。
腰痛でお悩みの方は、これだけでも腰の痛みが軽減する場合が多いです。それだけ、腰の痛みと
関係していることがよくわかります。
 
テニスボールの上に座り、お尻にあてていきます。ボールの位置により痛みの強い箇所があると
思います。その箇所でじっとして20秒ほど圧迫するか、少し前後左右に動くようにしてください。
 
下の写真を参考にしていただけると、やり方がわかりやすいと思います。
 
     

     
 
●フルスクワットをして、動ける股関節を目指す!!
スクワットは、ほとんどの人が知っているトレーニングのひとつです。
スクワットには、膝を曲げる深さでいろいろな種類に分類されます。
その中でも、フルスクワットは最大まで膝を曲げ、ハムストリング(もも裏)がふくらはぎに
付くくらいまで腰を落とすスクワットです。
なぜ、股関節の柔軟性にスクワットなのかというと、股関節はしゃがむところから立つまでに
とても大きな役割を担っています。というこどで、しゃがむ→立つのスクワットがとても効果的
なんです。他にも体幹が安定するので股関節の柔軟性がUPします。
 
 
 

5.股関節が柔軟になることでの効果

股関節を柔らかくすることで、腰痛だけではなく、以下のようなカラダに嬉しい効果も期待できます。
・骨盤が矯正されて正しい位置に戻る
・血液の流れがスムーズになり、むくみや冷え性の改善につながる
・姿勢の改善につながる
・ケガの予防が期待できる
・生理痛の緩和が期待できる
・O脚やX脚の改善につながる
・股関節周りの筋肉の衰えを防ぐ
・脚がしっかり使えるようになる
 
この他にも、股関節の柔軟性がUPするとたくさんのいいことがあるんです。
 
 

6.まとめ

腰の痛みに効果のある股関節を柔軟にする方法をお伝えしました。
股関節は、下半身を支える大事な関節です。ここが硬くなってしまうと腰の痛みだけでなく、
カラダのいろいろな所に影響を及ぼしてしまいますので、しっかりとほぐして動かすことを
意識していきましょう。
 
 
ご自分で股関節のケアができないときは、是非ちゅ楽へご来店ください。
経験豊富なスタッフが、あなたの股関節をしっかりケアさせていただきます。


この記事を書いた人



 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

出張整体も受付けています。

ご来店が難しい方に、出張整体も受付けています。
 
施術者は【ちゅ楽】院長佐久眞がさせて頂きます。
詳しい場所や時間帯をご連絡いただきお伺いいたします。
 
 
 
畳2~3畳分ぐらいのスペースがあれば十分、施術できますし、タオルなどは、こちらで準備していきます。
 
 

 
 
 
初めての方は、どうしても他人を自宅にあげるのが抵抗があると思いますので、お気軽にお電話してご相談ください。
 
もちろん、お身体の気になっている部分や辛い箇所のご相談でもOKです。
 
少しでも気になることは、どんどん話してください!
 
 
カラダの凝り固まった部分をほぐすだけではなく、関節の動きをつけ本来のカラダの状態に導いていきます。
 
 
治療院やサロンでは、他の人の事が気になることがあるかもしれませんが、自宅やホテルで受ける時は、周りを気にせずにリラックスして施術を受けることができます。
カラダもココロもしっかり緩んだ状態で眠りにつくことができれば、疲労回復がかなり違うと思います。
 
 
神奈川・東京のホテルへの出張もしています。
 
 
 
出張のご予約・お問い合わせは、以下にいただきますようお願い致します。

TEL:080-5659-3903 (院長 佐久眞 携帯)

mail:携帯番号からSメールでご連絡ください。
 
※お電話でご連絡頂きました際、出られない場合は留守番電話に切り替わります。
お名前・ご連絡先をお伝え頂き、折り返しこちらからご連絡先致します。

先日も都内の某ホテルへの出張に行ってきました。
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青葉台で出張整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。






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 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがツラい時に頼れる存在です。
     佐久眞 正己
 Sakuma Masami

大腰筋の役割と効果的なトレーニング&ストレッチ



1.日常生活で欠かせない筋肉

腸腰筋という筋肉を聞いたことがあるでしょうか。
最近は、ジムとかでよく聞かれる筋肉だと思います。この筋肉はとても
大事な筋肉のひとつで、体幹の安定性や歩いたり、踏ん張ったりする
働きがあって、とても重要な筋肉なんです。
腸腰筋は、腸骨筋・大腰筋・小腰筋という3つの筋肉から構成されていて、
これらを総称して腸腰筋と呼んでいます。
 
その中でも大腰筋は、とても大事な筋肉です。ということで今回は、
大腰筋について書いていきます。
 
  

大腰筋は、下部脊椎に起始を持ち、大腿骨の小転子に停止していて、
上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉なんです。
 
主な作用は、①脊椎の安定化、②腰椎前弯の形成、③股関節の屈曲になります。
 
股関節の屈曲とは、膝を上げる動きの為、ウォーキングやランニング等の
日常生活では欠かせない動きで必ず必要な筋肉です。
 

2.人間とサルの違いは大腰筋

人間とサルはほとんど同じ筋肉を持っているそうです。しかし一か所でけ
違う筋肉があって、それが大腰筋です。
 
サルにも大腰筋らしき筋肉があるみたいですが、付着部位が大きく異なって
いるため、それが二足歩行ができるかどうかを分けているのではないかと
考えられています。
 
そのことから、人間が生涯を通じて自分の脚で歩き続けるためには、
大腰筋を鍛えることは、とても大切なことだと言えます。
 

3.大腰筋が衰えると転倒の危険がある

大腰筋の作用に、股関節の屈曲があります。股関節の屈曲とは、脚を
上げる動作と上半身が前に倒れる動作です。
上半身がまっすぐ立っている状態から股関節の屈曲が起こるというのは
脚を上に上げて歩行することになります。
 
その大腰筋が衰えると歩行時に脚の上りが少なくなってしまいます。
大腰筋の衰えは、歳を重ねるごとに増してきます。無意識にのうちに
起こる老化現象であり、低い段差などでつまずくことが多くなった
という感覚の方は、注意が必要です。
 
大腰筋が衰えるとどうなるのか?
 ○腰椎の前弯が減少して前かがみの姿勢になる
○脚の上りが悪くなる
○歩幅が狭くなる
○すり足気味になる
 
ということで、大腰筋の衰えは転倒の危険につながります。
 
 

4.大腰筋を鍛えるメリット

①カラダの歪みを減らせる
大腰筋は、人間のカラダの中で中心となる部分にあって、股関節を形成している
筋肉なため、鍛えていくとカラダ全体のバランスを安定させる効果があります。
体幹トレーニングが流行っているこの時代に、大腰筋のトレーニングを合わせると、
体幹部のブレが少なくなりケガの予防に繋がっていきます。
 
②姿勢の矯正
大腰筋の作用に、脊椎の安定化と腰椎前弯の形成があります。大腰筋の衰えは、
骨盤を正しい位置で保つことができなくなり、結果として猫背のような姿勢に
なってしまいます。大腰筋を鍛えることは、猫背の予防にも繋がります。
 
③ぽっこりお腹の改善
大腰筋の衰えは猫背と密接な関係があります。その猫背に多いのがぽっこり
お腹です。「運動しているのにお腹が減らないな~」という方は、
もしかすると大腰筋のトレーニングができてないかもしれません。
 
 

5.大腰筋のトレーニング


・バイシクルクランチ
仰向けで寝た状態から、膝を90度に曲げて、手を頭の後ろに回して
持ち上げます。右足の膝と左手の肘をくっつけるようにカラダを捻じります。
逆の手足も同じように、交互に動かします。
呼吸もとても大事ですので、膝と肘を近づける時に息を吐きましょう。
これを左右20回づつ行います。
 


・シザース
仰向けで寝た状態から、足を床から浮かせます。脚をハサミのように
大きく動かしてます。右足と左足を上下に交差させる感じです。
脚を床に付けてしまうと効果がなくなるので浮かせた状態で行います。
きつい人は、両肘をついて上体を起こしても大丈夫です。
これも20回ぐらいで、ゆっくりやるのが効果的です。
呼吸も息は止めずに行いましょう。
 
 

6.大腰筋のストレッチ

大腰筋は、カラダの中心にあるとても大事な筋肉です。だからこそ、
筋トレだけじゃなく、しっかりほぐしてあげることも大切です。

直立した状態から片足を前に踏み出し、後ろの脚の膝を床につけます。
背中をしっかり上に伸ばし、前の脚にゆっくり体重をかけます。後ろ脚の
股関節部分の筋肉が伸びていれば大丈夫です。
10秒~15秒ぐらい体重をかけしっかり伸ばしましょう。左右同じように行います。
 
 

まとめ

大腰筋は、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、とても重要です。
大腰筋を良い状態に保っておくことが、日常生活のすべての動作に関係します。
大腰筋が衰えないように、しっかりトレーニングして転倒防止に役立てましょう。

トレーニングやストレッチを無理のない範囲で行ってみてください。
きっと、カラダの動きが変わってくると思いますよ。


ちゅ楽では、スポーツ整体アロマテラピーボディリラクゼーション
いろいろなコースがあります。
 
つらい症状やその日の体調で、あなただけのオーダーメイドなコースを
ご提案できます。
 
腰の痛みや股関節の違和感は、大腰筋が原因のことが多くあります。
お困りの方がいらしたら是非ご相談ください。
スポーツ整体のメニュー紹介や金額はこちら
 

この記事を書いた人

    
 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがツラい時に頼れる存在です。
     佐久眞 正己
 Sakuma Masami

バナナの日にちなんで

今日は過ごしやすい気温です。
少しヒンヤリするくらい。
このくらいの陽気なら、お散歩も出来そうですね。
パラつく雨が玉に瑕ではありますけど…。

8月7日の今日は、バ(8)ナ(7)ナ(7)の日 だそうですよ。
このバナナ、トレーニングのお供に良いことがわかってきたそうです。
スポーツドリンクに匹敵する効果があるのだそうです。
おすすめは、トレーニングの前に半分。
トレーニングの後半分を食べる。
お水を一緒に摂るのも忘れずに。
トレーニング後の筋肉痛や炎症を予防し、運動後の素早い回復にも役立つとみられているそうです。
スポーツドリンクに入っているお砂糖が気になる人には嬉しいですよね。



なぜこんなお話から始めたかというと…
施術にあたっていて、運動することをおすすめしたい方がたくさんいらっしゃいます。
強張ったカラダがほぐれた後は、普段あまり動かしていないところ、弱いところを
鍛えていくことも必要です。
そうしないと、元のカラダの使い方のクセが抜けないままになり、
すぐまた体が辛くなることを繰り返してしまうからです。
楽なカラダを手に入れるには、
強張ったカラダをほぐす→鍛える
この流れが大切です。

が、いかんせん、これまでの暑さでは動けませんよねぇ。
命の危険を感じる暑さは、初めての体験かもしれません。
命がけのお散歩なんて笑えません。



そんな暑さの中、私が続けているのがスクワット。
汗をボロボロ垂らしながら、やっております。






スクワットの何がいいかって?


私が効果を感じている点は、

①肩こりが楽になる
脚を動かすと、全身の血流がよくなります。
肩が軽くなりますよ。

②歩きやすくなる
一歩前に足が出やすくなります。
歩くのが楽になりますよ。
走る方にもおススメです。

③椅子から立ち上がるのが楽ちん
お客様のお悩みの中によくあるものの一つに、『椅子から立ち上がる時、脚の付け根が痛む』
というものがあります。
長時間座りっぱなしのことが多い私たちの日常。
動かさない筋肉は強張ります。
最近では、長い時間座って過ごすことのカラダへの弊害が取り上げられるようになりましたよね。
そうは言っても、お仕事環境が急に変えられるものではありません。
そこで、体を動かす時間を作ることが必要になってきます。

慣れるまでは大変。
でも慣れてしまえば、快適なことに気づきますよ。

ちゅ楽では、施術だけでなく、おひとりおひとりに必要な施術後のアドバイスをしております。
どうしたらいいのかな?と悩んだら、ご相談くださいね。



この記事を書いた人


   ヨガも本格的に学び
体を知り尽くしたスペシャリスト
   生長 真起子
Makiko Ikunaga

夏バテからくる自律神経失調症はしっかりと睡眠をとることが大事

梅雨明け宣言からまだ数日しか経っていませんが

早くも猛烈な暑さに夏バテ気味になっている方も多いのではないでしょうか。

かく言う私も実は夏バテ気味で、

梅雨明けから胃のあたりがずっとシクシクしております。



夏バテは自律神経失調症!!!

暑い日が続いてくるとこんな症状が出てきませんか?

・全身のダルさ。寝てもスッキリしない。

・胃腸の調子が悪くなり、食欲が低下する

・眠りにくい


はい。私は全部当てはまります。夏バテ確定です。



では何故このような症状が出て来るのか。



上に挙げた症状は自律神経失調症の症状でもあります。

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

さまざまな臓器を調整する役割を担っており、

自分の意志では調整が出来ません。

主に交感神経は「動・緊張」、

副交感神経は「静・弛緩」の働きをしており、

シーソーのようにバランスを取りながら私たちの体の恒常性を保っています。



私達が考えたり、動いたり、などの生命活動を行うと、

自律神経細胞の中で活性酸素が生じ、酸化が起こることで疲労が生じます。

何らかの現認で自律神経中枢の働きが過剰になると、

疲労の回復が追い付かず、神経細胞がさじついて傷ついた状態になってしまいます。

そうすると本来の機能が果たすことが出来なくなる、

これが自律神経失調症です。



夏バテも自律神経に負担がかかり過ぎて起こる、

いわば「夏特有の自律神経失調症」といえます。

自立神経の不調が起きやすい人ほど夏バテしやすくなります。





自律神経を夏バテさせる原因はこれだ!!





①高い外気温:体温調節のために交感神経がフル稼働

外気温が高くなれば汗をかきます。

汗が蒸発する時に気化熱を奪うことで身体の熱を放出して、

一定の体温を保っているのです。

気温が高く大量の汗をかく夏は交感神経が常に働いている状態になります。

夜間にも寝汗をかくような状態でいると、

本来副交感神経に支配されているはずの

睡眠時間に交感神経がずっと酷使されるようになります。


睡眠時間は本来副交感神経に支配されている時間です。

副交感神経が優位になることで血管が拡張し、

この血管を通して、細胞の修復等に必要な栄養素やホルモンを行き渡らせ、

活動によって破壊された細胞のメンテナンスや老廃物の除去を行います。

睡眠時に交感神経が優位であれば、

傷ついた細胞の修復が満足に行えず、

疲労感が残りやすくなり、細胞の劣化、エイジングを招きます。



②寒暖差:変化に対応し続けなければならない。

朝と晩の温度差はもちろんですが、

冷房による寒暖差が自律神経を夏バテさせる要因になります。

屋外代室内の温度差はもちろんですが、

室内にいても上半身と足元では温度差があります。

こうした温度変化にも自律神経は対応しなければならず、

どんどん疲弊してしまいます。



③紫外線:活性酸素が大量発生!!

紫外線量は5月~増え始め、9月頃までかなり多くなります。

紫外線を浴びると、体内で疲労ののもとになる活性酸素が生じます。

海やプールに出かけた時に、

泳がなくても太陽の光を浴びただけでも

ぐったり疲れることがあるのはこれが原因です。

紫外線は反射・産卵しやすい性質があり、

日陰でもアスファルトなどから反射して人体に届きます。

紫外線には3つの波長、A波、B波、C波があり、

そのうち地上に降り注いでいるのは、UV-A、UV-B波です。

UV‐A波は窓を透過する波長なので室内にいたとしても

知らず知らずのうちに浴びている事が多いので注意が必要です。





まだまだ7月。夏の暑さはまだまだ続きます。
上手にコントロールして、元気に夏を乗り切りましょう!!

この記事を書いた人

    
お客様の心と体を癒すスペシャリスト
手から伝わる温もりは極上。
     三浦 雅美
Masami miura






その肩こり、腰痛、耳鳴り、めまい、吐き気...もしかしたら気象病かも??

真夏のような日差しが眩しい今日ですが、夏は台風シーズンです。
みなさん台風が近づくと調子が悪くなったりしませんか??

 

低気圧により体に不調を感じる人が多い


なんと日本人のおよそ6割が、台風などの気圧の低下が原因で
頭痛や腰痛、肩こり、腰痛、めまいなど、
体に何らかの不調を感じるそうです。
このように、気象や天気が悪化すると発症したり、
症状が悪化するものは『気象病』と呼ばれています。
 
気象病には、
痛み、めまい、狭心症、ぜんそく、低血圧、鬱など、
様々なものが含まれます。
特に痛みは昔から『古傷が痛むと雨が降る』などの言い伝えがあり、
天気との関係が知られてきました。
一方で天気とこれらの不調の関係性が不明瞭だったために、
「気のせい」「こじつけだ」などと思われていたのも事実です。
 
 

では気象病になってしまう原因は??


気象病になってしまう原因として、
気圧の低下により空気中の酸素の量が減少してしまうこと
がひとつとして考えられています。
 
交感神経の働きが制限されて、
逆に副交感神経の働きが優位になることにより、
自律神経のバランスが崩れて、頭痛、倦怠感、食欲不振などの症状が出ます。
 
急激な気圧の変化によって、血管が膨れて、神経を圧迫してしまうのです。
もう一つは
気圧の変化によって、体にかかる圧力が低下し、
血管が拡張しやすくなってしまうことが原因です。
 
ではどうしてこん症状が出るのか。
それはなんと私たちの耳『内耳』が関係しているとか。
「内耳」が敏感な人が台風などの低気圧の影響を受けやすいそうです。
「内耳」で気圧の変化を感じると、
センサーでキャッチした気圧の変化の情報が脳へと入り、自律神経系を活性化させます。
自律神経系には交感神経と副官刊神経系とがありあますが、
天気痛を持つ人は何らかの原因で、内耳が気圧の変化に敏感なため、
少し気圧が変化しただけでも、過剰に脳に情報が伝わり、
交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。

交感神経が活発になれば痛みを感じるし、
副交感神経が活発になれば痛みを感じるし、
副交感神経が活発になればだるくなったらり、眠くなったりします。
気象痛で痛みがひどくなるのは交感神経が活発になりすぎて
痛みの神経を直接刺激したり、血管が過剰に収縮して痙攣し、
血管の周囲の神経を興奮させるからだと考えられているそうです。


低気圧よる不調になった時に出来る対策は??

対策1
深い呼吸をして酸素を体内に摂りいれる。
血液中の酸素が少なくなって血流が悪くなっているので、
深い呼吸でたっぷり体に酸素を取り込みましょう。
腹式呼吸がおススメです
 
対策2
ゆっくりと湯船につかって交感神経が優位になるようにする
体温を高めて血流をよくしましょう。
 
対策3
体の中の余分な水分を出して、血行を良くする
むくみを解消してあげることが大事です。
体の中から余分な水分を排出し、血行をよくしましょう。
軽めのスクワットや踏み台昇降運動、軽めのお散歩などがおススメです。
 

予防には〇〇が最適

気象病の、頭痛、めまいなどの症状がでると、
ついつい痛み止め鎮痛剤を飲みたくなってしまいますが、
実は多くの方が一度はお世話になったことがあるかもしれない
意外なものが気象病には効くそうです。
 
それはなんと・・・「酔い止め」
車酔いも内耳の平行感覚が狂う点では、気圧の変化と同じメカニズムだからです。
吐き気だけでなく、めまいや頭痛の予防になり、内耳にある神経を鎮めて、
リンパの流れをおとなしくする作用があるそうです。
 
頭痛や関節の痛みがあるからと、鎮痛剤を飲んでもあまり効果がなく、
三半規管を正常に喪ぞしてくれる薬がいいようです。
さらに、乗り物酔いと同じように、
台風や低気圧が近づいてくる前に飲むのが最も効果的だそうです
 
アロマトリートメント整体で自律神経を整えるのも効果的です。
ちゅ楽のアロマトリートメントは
日本人の慣れ親しんだ香りである「日本の森から生まれたアロマ」
を使用してトリートメントします。
精油に含まれる成分が心と体の緊張ををリラックスさせ、
自律神経を整えるお手伝いをします。
また、整体やほぐしのコースで、
背骨の歪みを整えることで自律神経を整える効果も期待出来ます。

天気が崩れるタイミングで、頭痛や吐き気、立ちくらみなどの
カラダに不調を感じる方

是非ご相談ください!
お客様のご要望や、お話を伺って、
お一人お一人に、最適なコースを提案させて頂きます!!


この記事を書いた人

    
お客様の心と体を癒すスペシャリスト
手から伝わる温もりは極上。
     三浦 雅美
Masami miura

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング④ 前鋸筋編




肩こり解消の救世主は前鋸筋!?


肩こりに関係する筋肉で僧帽筋肩甲挙筋菱形筋と書きました。
この3つの筋肉は、肩こりにとても関係する重要な筋肉ですが、最後に
もうひとつ大事な筋肉があります。
 
それは、前鋸筋です!!
 
前鋸筋は、肋骨から肩甲骨に付着する筋肉で、腕を動かす時に非常に
重要な筋肉で、肩こりの原因になることが多い筋肉なんです。
 
まだまだ、肩こりに関係する筋肉はありますが、ご興味がある方は
読んでみてください。
 
 
肩こりに関係する筋肉 前鋸筋
 

1.前鋸筋の構造

 
  
 
起始 第1~8肋骨の外側中央部
 
停止 肩甲骨の内側縁
 
作用 肩甲骨の外転(肩甲骨を背骨から離す)
 
   上方線維:肩甲骨の下方回旋
 
   下方線維:肩甲骨の上方回旋
 
運動貢献度の順位
 
  肩甲骨外転 肩関節外転 肩関節屈曲
1位 前鋸筋 三角筋(中部) 三角筋(前部)
2位 小胸筋 棘上筋 大胸筋(上部)
3位   前鋸筋 上腕二頭筋
4位   僧帽筋 前鋸筋
  
前鋸筋は、肩甲骨の外転(背骨から離れる)の主力筋で上方回旋や
下方回旋でも作用する働きがあります。
他にも、肋骨に付着しているので呼吸の補助筋としての役割もあります。
大きく息を吸う時に、活動してます。
 
 

2.肩甲骨と上腕骨の関係に前鋸筋が必要

 
人は、いろいろな事をするのに腕を使っています。パソコンをする時、
荷物を上の棚に上げる、腕を伸ばして物をとる・・・etc
いろいろな動作で、腕が自由に動く為には土台となる肩甲骨が大事です。
 
腕を回したり、腕を上げたりするときに関係している関節が肩甲上腕関節と
肩甲胸郭関節があります。

○肩甲上腕関節
  


○肩甲胸郭関節

 
この2つの関節が協同して動くことで、腕を自由に動かすことができます。
 
腕を動かす際に、土台である肩甲骨が適切な位置に移動して、上腕骨と
連動して動いています。
この時に、前鋸筋が肩甲骨を外転させたり、上方回旋させるという重要な
役割を持っています。
つまり、腕を自由に動かすには、前鋸筋が働いて肩甲骨を適正な位置で
土台作りをしているということなんですね。
前鋸筋は、肩甲骨を動かすだけではなく、腕を動かすにも大事な筋肉の
ひとつといえます。
 
 

3.前鋸筋は肩こりの原因にも・・・

 
前鋸筋は、肩甲骨を外転させる働きをします。肩甲骨を外転した状態から
さらに腕を前に伸ばすと前鋸筋がより収縮します。
 
日頃からパソコンを使ったデスクワークをしている方は、腕を前に
伸ばした姿勢が多いため、肩甲骨が外転し前鋸筋が硬くなっていることが
あります。
前鋸筋の過緊張が起きて、血流が悪くなり柔軟性が低下し、硬くなると
だんだんと猫背の姿勢になりやすくなります。
 
菱形筋のページでも書きましたが、肩甲骨が外転位に保持される状態が
続くと、胸椎が過後湾してしてしまい、猫背になってしまいます。
前鋸筋は、菱形筋とともにバランスよく収縮と弛緩が大事なんですね。
 
 

4.前鋸筋ストレッチ

 
前鋸筋が収縮すると、肩甲骨を外転(肩甲骨を背骨から離す)させます。
ということは、前鋸筋のストレッチするには、肩甲骨を内転せせれば
いいんです。
 
 
壁のところに立って、伸ばしたい方の腕を壁にひっかけます。そのまま
壁から体幹だけを出して、前に少しだけ倒れこみます。
その時に、肩甲骨を内転させてあげると効果的です。同時に胸の前に
ある小胸筋もストレッチできます。
前鋸筋が伸びているのを感じましょう。呼吸も忘れずに!
30秒づつ行いましょう。
 
 

5.前鋸筋トレーニング

 
 
鍛えたい方の手にダンベルを持って、肘を伸ばした状態から垂直に腕を
伸ばします。そこから、肩甲骨を床から浮かすように手を天井に向かって
伸ばします。肩甲骨を意識してゆっくり手を伸ばしてください。
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 

 
前鋸筋は、菱形筋と関係が大きく、片方が収縮している時にも片方が
伸張したり弛緩したりしています。なので、交互に鍛えてあげると
筋バランスが良くなってきます。
 
腕立て伏せの状態になります。腕は伸ばしたまま、ゆっくりと両肩甲骨を
内側に引き寄せます。その後、ゆっくりと両肩甲骨を引き離すように
外側に動かします。その時、床を押すようにすると効果的です。
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 

6.まとめ

 
前鋸筋は、あまりご存知のない方が多く目立たない筋肉ですが、肩甲骨の
動きや腕の動きにとっては、とても重要な筋肉です。
そして、前鋸筋の過緊張が肩甲骨を外転させ、猫背の姿勢になりやすく
もなります。そうなると肩や背中の負担が大きくなり肩こりの原因にも
なってしまうのです。
 
あなたの肩こりは、前鋸筋が原因かもしれません。
 
ストレッチやトレーニングを参考に、効果を実感してみてください。
 
もしも自分では、どうしようもないぐらい辛い肩こりの方は、
ご相談ください。
スポーツ整体の説明や金額はこちら
 

この記事を書いた人



 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング③ 菱形筋編



あんたの肩こりの原因は菱形筋かもしれません!

肩こりに関係する筋肉で僧帽筋肩甲挙筋と書きました。
この二つの筋肉は、首から背中にかけてついている筋肉ですが、そこに
もうひとつ大事な筋肉があるんです。
 
それは、菱形筋です!!
 
菱形筋は、肩甲骨の内側から脊柱についていて、広背筋や僧帽筋の
深層部にある筋肉です。この菱形筋も肩こりに関係しているんです。
 
 
まだまだ、肩こりに関係する筋肉はあるので、ご興味がある方は読んで
みてください。
 
肩こりに関係する筋肉 菱形筋

1.菱形筋の構造

 
●菱形筋には、小菱形筋と大菱形筋があります。
 
 
●小菱形筋   起始 第6~7頸椎の棘突起
 
        停止 肩甲骨の内側縁上部
 
        作用 肩甲骨の内転、拳上、下方回旋
 
 
●大菱形筋   起始 第1胸椎~4胸椎の棘突起
 
        停止 肩甲骨の内側縁下部
 
        作用 肩甲骨の内転、拳上、下方回旋
 
運動貢献度
  肩甲骨内転 肩甲骨下方回旋 肩甲骨拳上
1位 僧帽筋(中部) 大菱形筋 僧帽筋(上部)
2位 大菱形筋 小菱形筋 肩甲挙筋
3位 小菱形筋 小胸筋 大菱形筋
4位     小菱形筋
菱形筋が収縮すると、肩甲骨を内転させる働き(肩甲骨を背骨に
引き付ける)をします。
肩甲骨の内側縁下の方を上に引っ張るので、肩甲骨の下方回旋させる
働きもあります。
 
 

2.菱形筋が弱っていると猫背になりやすい

近年、職場でのパソコン作業が増えてデスクワークが増加しています。
それと同時に、スマホの普及もどんどん増えていて、このブログを
読んでいる方もスマホで読んでいるのではないでしょうか。
 
このデスクワークやスマホを見ている姿勢が、猫背といった不良姿勢に
なっていることが多いと思います。
 
猫背は、肩甲骨が外転位(肩甲骨を外側に離す)に保持された状態になり、
胸椎(肩甲骨の間の背骨)が過後湾(背骨が後ろに丸くなる)しています。
 
外転位が続くと菱形筋が伸ばされ、虚血状態になり、それが続くと慢性的な
不良姿勢と変化を起こすことになるんです。
 
そして、デスクワークなどでカラダの前で何かの作業をしていると
大胸筋(胸の筋肉)が過度の緊張状態になっていることが多く、大胸筋の
緊張が続いて短縮してしまうと、常に肩を前方に引っ張ってしまう為、
その反対側にある菱形筋が働きずらくなります。
 
もしも、菱形筋が筋力低下していると、大胸筋に引っ張られてしまい、
猫背が加速して不良姿勢になるということです。
 
 

3.菱形筋は肩甲骨の安定と肩こりに関係する

肩甲骨は肩甲胸郭関節により、肋骨の上で結合しています。
肩甲胸郭関節は、肩関節や膝関節とは違って、骨と骨で連結していなくて、
安定性が保たれていません。
 
つまり、宙に浮いている状態で固定されているんです。とは言っても筋肉で
安定しているんですけどね。
 
骨の連結がなく、筋肉で固定されているということは、肩甲骨は非常に
可動性の高い骨であると言えます。肩甲骨がガチガチに硬くなっていると
腕をが自在に動かすことが難しくなり、生活に支障がでます。
 
宙に浮いている肩甲骨のポジションや安定性に関係しているのが、菱形筋
なんです。他にも僧帽筋や肩甲挙筋、前鋸筋、小胸筋、肩甲下筋があります。
 
これらの筋肉が過緊張を起こしたり、筋力低下を起こすと肩甲骨の
ポジションが変化し、不安定が増大します。
 
不安定が増大すると、肩甲骨を安定させようと筋肉が緊張するという
悪循環に陥ってしまうのです。
 
それが、肩こりとなって出現しています。肩こりの多くは、肩甲骨の
位置が下がっていたり、肩甲骨が外転し肩が前に出ているなどの肩甲骨の
位置に問題があることがとても多いんです。
 
 

4.菱形筋ストレッチ

ストレッチは、筋肉を伸ばすことを言いますが、菱形筋は先ほども
言いましたが、猫背の姿勢になっていると常に伸ばされている状態で
血流が悪くなっていることが多いので、菱形筋のストレッチと緩める
ストレッチの両方をすると効果的です。
 
①伸ばすストレッチ
 
 
胸の前で手を組み,そのまま腕を前に伸ばしていき、肩甲骨と肩甲骨の
間が伸びているのを感じましょう。呼吸も忘れずに!
30秒行いましょう。
 
 
②緩めるストレッチ
 
 
胸を張って、カラダの後ろで手を組みます。そのまま、胸を前に突き出す
のと同時に、腕を少し上にあげていきます。腕を上げ過ぎてしまうと
力が入ってしまうので注意しましょう。緩めることが大事なストレッチ
なので、力を抜いてリラックスを心がけてください。

 

5.菱形筋トレーニング

菱形筋は、筋力低下していることがよくあるので、しっかりとトレーニング
しておくと、猫背の防止にもなってきます。
 
 
うつ伏せで寝た状態から、肩を90度に曲げて、肘も90度に曲げます。
床から肘を浮かせるように真上に上げていきます。肘を浮かせたまま
10秒から15秒保持します。この時に肩甲骨を内転(背骨に近づける)させる
意識が菱形筋に効いてきます。左右交互に行いましょう。
 
 

6.まとめ

菱形筋は、肩甲骨を背骨に引き付ける役割をしています。その役割が
できなくなっていたり、肩甲骨のポジションがしっかりできていないと
猫背の姿勢になりやすくなり、肩こりなどの症状に繋がります。
 
あなたの肩こりは菱形筋が原因かもしれません。
 
ストレッチやトレーニングを参考に、効果を実感してみてください。
 
もしも自分では、どうしようもないぐらい辛い肩こりの方は、ご相談
ください。
スポーツ整体の説明や金額が知りたい方はこちら


この記事を書いた人



 沖縄生まれ沖縄育ち
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング② 肩甲挙筋編



あなたの肩こりは○○筋が原因だ!

前回のブログで、僧帽筋の事を書きましたが、
肩こりに関係する筋肉は、まだまだあるんです。

肩こりでお困りの方は、肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニングを
参考にしてみてください。
 
今回は、肩甲挙筋です。

肩甲挙筋は、僧帽筋と同じように肩を拳上させる働きのある筋肉で、
肩こりに関係していることが多いです。
 
 
肩こりに関係する筋肉 肩甲挙筋
 

1.肩甲挙筋の構造

   
 
 
起始 大1頸椎の横突起の後結節
 
 
停止 肩甲骨の上角・内側縁上部
 
 
作用 肩甲骨の拳上(肩甲骨を上に上げる)
   下方回旋(背中に手を回す)
 

運動貢献度の順位

  肩甲骨拳上
1位 僧帽筋(上部)
2位 肩甲挙筋
3位 大菱形筋
4位 小菱形筋
肩甲挙筋は、その名前の通り肩甲骨にくっついていて、僧帽筋上部線維と
ともに肩甲骨拳上(肩甲骨を上に上げる)の役割と菱形筋や小胸筋と
協同して肩甲骨の下方回旋(背中に手を回す)にも働きます。
 
そして、頸部の後部側面深層に位置しているので、いわゆるインナー
マッスルでもあります。
 
 

2.肩甲挙筋は、常に負担が生じている!

肩甲挙筋は、立った状態や座った状態の時に体重の約10%を占める腕の
重さを常に支えているんです。僧帽筋上部線維と一緒に腕の重さを支えて
いるのですが、それでも負担は常にあるということですね。
 
それだけではなく、首の後ろから肩甲骨にかけて、体重の約13%の重さが
ある頭部の負荷も常にかかった状態です。この事については、あとで詳しく
書いておきます。
 
そのため、肩甲挙筋は常に負担があるため疲労しやすい筋肉です。
 
 

3.肩甲挙筋の疲労が肩こりに関係する

ほとんどの肩こりの方は、首の後ろあたりから肩や肩甲骨までの筋肉の
こわばりを訴えてます。その痛みの場所に肩甲挙筋があるんです。
 
デスクワークなどで、常に同じ姿勢をとっていたり、姿勢が悪い状態で
手を使う作業をすると、余計に肩甲挙筋の緊張を高め、疲労してしまいます。
そうなると、筋肉内の血流も悪くなり、そこに疲労物質が蓄積しやすく
なってしまうのです。
 
他にも、肩こりだけではなく、首の辛さや頭痛にも大きく関係する
筋肉ともいえます。
 
肩甲挙筋の過緊張は、筋肉そのもののコリ以外にも神経の圧迫も考え
られます。
それだけではありません。肩甲挙筋の過緊張は、肩甲骨を拳上・下方回旋
位でロックがかかるため、肩関節の不安定性を引き起こすこともあります。
 
 

4.肩甲挙筋とストレートネックの関係

最近、肩が痛くて病院に行ったら「ストレートネックですね」と言われた
方は、とても多いのではないでしょうか。
ストレートネックの人は、首のカーブがなくなって頭が前に傾きやすい
状態です。
日常生活で、私たちのカラダが受ける様々な衝撃は、背骨のS字カーブが
あることで、上手に吸収しています。しかし、そのS字カーブがないと
骨や関節に対して大きな衝撃が加わる事になり、骨や関節もちろん筋肉
といった組織に大きな負担になってしまいます。
 
頭が前に倒れるということは、肩甲挙筋が付着している首の後部側面は、
常に肩甲挙筋が伸ばされて、重い頭を正しい位置にとどめておこうと
必死に踏ん張っている状態ですので、筋肉が硬く張ってしまうのです。
 
その状態を放置していると、凝り固まった状態から血流が悪くなり、
痛みへと発展していくという訳です。
 
 

5.肩甲挙筋ストレッチ

 
僧帽筋のストレッチと似ているのですが、少しだけ首の回旋をいれると、
より肩甲挙筋が伸びていきます。
 
片方の手を背中に回し、もう片方の手を頭に置きます。
背中側の手に力が入らないように脱力した状態で、頭を押さえている手の
方に傾けていきます。この時に、ストレッチする側とは反対側に約45°回旋
させながら傾けます。
首から肩にかけて筋肉が伸びているのを感じましょう。呼吸もしっかり
やってくださいね。
左右30秒ずつ行いましょう!
 
 

6.肩甲挙筋トレーニング

肩甲挙筋への継続的な負荷にも耐えられるために、筋肉の強化も有効です。
僧帽筋と同じトレーニングで肩甲挙筋も鍛えられます。
 
      
 
足を肩幅くらいを目安に立ちます。
肩をすくめるようなイメージで肩甲挙筋を意識して真上に引き上げ、
動きをコントロールしながら肩甲骨を下げるように意識して肩を元の
位置に戻します。
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 
 

7.まとめ

僧帽筋の奥に位置していて、首から肩甲骨に繋がり僧帽筋と一緒に肩甲骨を
持ち上げる役割をしている筋肉です。
腕や頭の重さを常に支えていて、とても疲労しやすく、長時間のデスク
ワークなどの同じ姿勢で手を使っていると、硬くなりやすいです。
また、ストレートネックとも関係の深い筋肉ですので、肩だけでなく首や
頭痛の原因にもなってきます。
 
あなたの肩こりは肩甲挙筋が原因かもしれません!
 
ストレッチやトレーニングを参考に効果を実感してみてください。
 
ストレートネックのような症状は、ストレッチやトレーニングでの
対処は難しいかもしれませんが、肩こりでお困りの方は一度ご相談ください。
スポーツ整体の説明や金額を知りたい方はこちら

この記事を書いた人


 沖縄生まれ沖縄育ち
カラダがつらい時に頼れる存在です。
 佐久眞 正己
Masami Sakuma

肩こり解消に効果的なストレッチ&トレーニング① 僧帽筋編



肩こり・・・
ちゅ楽にご来店されるお客様のお悩みでとても多い症状です。
 
仕事中に、ふと気がついたら肩に手をおいていることはありませんか?
長時間、同じ姿勢を続けていたり、無意識に肩に力が入っていたりすると
肩がどんどん硬くなって、いわゆる肩こりになってしまいます。
 
若い時は、全然へいきだったのが、年齢が上がるほど肩こりが辛く感じる
事が多くなるのではないでしょうか。
 
 
しかし、この肩こりが「どの筋肉が原因で辛くなっているのか?」と
考えている人は少ないのではないでしょうか?
 
今日から、何回かにわけて、【あなたの肩こりの原因は○○筋だ!】と
わかってもらえるように、専門情報や肩こり解消に効果的なストレッチ&
トレーニングをわかりやすくお伝えしたいと思いますので、
肩こりの方は参考にしてみてください。
 
 
肩こりと関係する筋肉 僧帽筋
 

1.僧帽筋の構造

          

 
起始 ①上部繊維・・・後頭骨上項線、項靭帯と頸椎1~頸椎5の棘突起
 
   ②中部繊維・・・頸椎6~胸椎3の棘突起、棘上靭帯
 
   ③下部繊維・・・胸椎4~胸椎12の棘突起、棘上靭帯
 
 
停止 ①上部繊維・・・鎖骨外側1/3
 
   ②中部繊維・・・肩甲骨の肩峰、肩甲棘上面
 
   ③下部繊維・・・肩甲棘内端
 
 
 
作用 ①上部繊維・・・肩甲骨の上方回旋 (腕を横から上げる)
           肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
           肩甲骨の拳上 (肩甲骨を上に上げる)
           頸部の伸展 (頭を後ろに倒す)
 
   ②中部繊維・・・肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
 
   ③下部繊維・・・肩甲骨の上方回旋 (腕を横から上げる)
           肩甲骨の内転 (肩甲骨を内側に引き寄せる)
           肩甲骨の下制 (肩甲骨を下げる)
 
 
運動貢献度の順位
  肩甲骨拳上 肩甲骨内転 肩甲骨下制
1位 僧帽筋(上部) 僧帽筋(中部) 僧帽筋(下部)
2位 肩甲挙筋 大菱形筋 小胸筋
3位 大菱形筋 小菱形筋  
4位 小菱形筋    
*僧帽筋は主に肩甲骨の動きに貢献します。
 
 
 
僧帽筋は、かなり大きく幅広く走っている筋肉で、おそらく痛みの原因
として最も頻度が多いのではないかと思います。
その理由はやはり、その幅広さです。
 
背骨から肩甲骨や鎖骨にくっつきますが、肩甲骨から後頭骨に走る
上部線維、肩甲骨の真横に走る中部線維、肩甲骨から背骨に走る下部線維
と3つのパートに分かれます。
 
つまり、首から肩甲骨、背中にかけてが痛い場合、どこが痛くても
僧帽筋が関係している可能性があると考えられます。
 
 

2.短縮しやすい上部と弱化しやすい中下部

僧帽筋は、上部・中部・下部と3つに分かれていて、作用が異なります。
 
上部繊維が収縮すると肩甲骨を拳上、上方回旋させ、肩をすくめる様な
動作をします。
「いかり肩」のように、常に肩があがった状態は上部繊維が短縮している
ことが考えられます。短縮は過度の緊張によっておこる為、血流が悪くなり、
肩こりの原因にもなります。
 
中部繊維と下部繊維の筋力低下があると、肩甲骨を引き寄せる機能が
弱くなるため、肩甲骨に外転偏位がおこります。
デスクワークなどの座っていることが多い方は、猫背姿勢をとりやすく、
肩甲骨が外転し、僧帽筋中部繊維と下部繊維は伸ばされて、硬くなり
血行が悪くなります。
 
それだけではなく、ひどい人だと胸椎が過度に後湾した状態になると、
肩関節が最終域まで上がらないということになり、僧帽筋が原因で腕が
あがりません!となります。
 
 

3.僧帽筋の「強さ」と「柔軟性」

筋肉は、「強さ」と「柔軟性」がとても大事です!
この2つを備えた筋肉をつければ、肩こりの解消はまちがいないです。
 
 
例えば、筋肉隆々のマッチョな40代男性とちょっとひ弱なまったく運動
しない40代男性が同じ重さの物を同じ姿勢でずっと持ち続けたら、肩に
痛みが出てくるのはどちらだと思いますか?
 
そうです!ひ弱なまったく運動しない40代男性の方です。
 
これは、筋肉の「強さ」の違いによるものです。
 
筋肉が強ければ強いほど、普段から鍛えているほど、同じ姿勢を続けて
いても、痛みなしで耐えることができるんです。
 
そして、「柔軟性」も同じで柔らかければ、つまり普段から動かして
いるほど、色々な動きに対応できることになります。無理な姿勢や負担に
な動きも「柔軟性」があれば、負担が軽減できます。
 

4.僧帽筋ストレッチ

①僧帽筋上部ストレッチ



片方の手を背中に回し、もう片方の手を頭に置きます。
背中側の手に力が入らないように脱力した状態で、頭を押さえている
手の方に傾けていきます。
このとき首から肩にかけてストレッチします。首から肩にかけて筋肉が
伸びているのを感じましょう。呼吸も忘れずに!
左右30秒ずつ行いましょう。
 
 
②僧帽筋中部ストレッチ



両手頭の後ろで組み、姿勢が猫背にならないように注意して首を前に
傾けていきましょう。
息を止めないよう呼吸をしっかりおこないます。
30秒を目安に行いましょう。
 
 
 

5.僧帽筋トレーニング

   

足を肩幅くらいを目安に立ちます。肩をすくめるようなイメージで
僧帽筋上部を意識して真上に引き上げ、動きををコントロールしながら
肩甲骨を下げるように意識して肩を元の位置に戻します。
 
1回1回を丁寧に、10~15回を目安に行いましょう!
 
 
 

6.まとめ

僧帽筋は、頸~肩甲骨~背中にかけて幅広い筋肉です。上部・中部・下部
と3つに分かれていて、上部は緊張で短縮しやすく、肩こりに大きく関係
しています。中部・下部は、弱化して猫背姿勢の原因にもなっています。
 
あなたの肩こりは僧帽筋が原因かもしれません!
 
ストレッチやトレーニングを参考に、効果を実感してみてください。


もしも自分では、どうしようもないぐらい辛い肩こりの方は、ご相談ください。
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