スタッフブログ
そのコリ、筋肉じゃないかもしれません。

「肩がこるから、肩を揉む」
「腰が痛いから、腰をほぐす」
多くの方が、そう思っています。
そして実際に、マッサージやストレッチをしても
その場では楽になるけど、またすぐ戻る──
そんな経験、ありませんか?
もしそれが当たり前になっているなら、
今日のお話は、きっと役に立ちます。
筋膜って、いったい何?
筋膜とは、簡単に言うと
筋肉や骨、内臓を包み、全身をつなげている膜のこと。
ハムの薄皮を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
筋肉一つひとつを包み、さらにそれらを連結し、
頭のてっぺんから足先まで、全身を一枚のボディスーツのようにつないでいる組織です。
つまり筋膜は、
「支える」「伝える」「守る」という
とても重要な役割を担っています。
なぜ筋膜が不調の原因になるのか?
本来、筋膜は
・しなやか
・滑らか
・よく動く
状態が理想です。
ところが現代の生活ではどうでしょう。
・長時間のスマホやデスクワーク
・同じ姿勢の繰り返し
・運動不足
・ストレスや緊張
これらが積み重なると、
筋膜は乾き・ねじれ・癒着を起こします。
するとどうなるか。
筋肉は動いているのに、
筋膜がブレーキをかける。
結果として、
✔ 動かしにくい
✔ 伸びない
✔ すぐ疲れる
✔ 痛みが出やすい
という状態が生まれます。
「そこじゃない場所」が痛む理由
肩がこる原因が、
実は背中や骨盤だった。
腰がつらい原因が、
太ももや足首だった。
これは筋膜の特徴です。
筋膜は全身でつながっているため、
原因と症状が別の場所に出ることが珍しくありません。
だから
「何度も同じところを揉んでいるのに変わらない」
という現象が起きるのです。
強く揉めばいい、はもう古い
筋膜に対して大切なのは、
「強さ」よりも「質」。
無理に押す
力任せにほぐす
痛みを我慢する
これらは一時的な刺激にはなっても、
筋膜本来の動きを取り戻すことにはつながりません。
必要なのは、
✔ 正しいポイント
✔ 適切な圧
✔ 神経との連動
✔ 全身のバランス
ここを外すと、
どれだけ頑張っても体は変わりません。
ちゅ楽が大切にしている視点
ちゅ楽では、
「痛い場所」だけを見ることはありません。
・どこから動きが止まっているのか
・どこで筋膜が引っ張られているのか
・なぜ今、その症状が出ているのか
全身を一つのつながりとして見ることを大切にしています。
だから
「触られていない場所まで楽になる」
「呼吸がしやすくなった」
「立った感じが全然違う」
そんな感想をいただくことが多いのです。
筋膜が整うと、何が変わる?
筋膜の滑りが良くなると、
体は驚くほど自然に変わります。
・動きが軽い
・力が抜ける
・疲れにくい
・回復が早い
そして何より、
「自分の体って、こんなに楽だったんだ」
と気づく瞬間が訪れます。
最後に:体は、ちゃんと応えてくれる
不調は、サボってきた結果ではありません。
ただ「うまくケアされてこなかった」だけ。
正しく触れ、
正しく整えれば、
体はちゃんと応えてくれます。
このブログが、
あなたが自分の体を見直すきっかけになれば嬉しいです。
そして次は、
「筋膜と〇〇の意外な関係」について
もう少し深くお話ししていきますね。
また、ここでお会いしましょう。

