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そのポッコリ、実は"肋骨"かもしれません

リブフレアとは?意外と知られていない体からのサイン
「最近、お腹だけ出てきた気がする」
「姿勢を正しても、なんだか反り腰っぽい」
「痩せたのに、ウエストがスッキリしない」
こうしたお悩みの背景に、リブフレアが隠れていることがあります。
リブフレアとは、簡単に言うと
肋骨(リブ)が前や外に開いたまま戻りにくくなっている状態 のことです。
本来、肋骨は呼吸に合わせて
「吸うと少し広がり、吐くと自然に閉じる」
という柔らかな動きをしています。
しかし、何らかの理由でこの動きが崩れると、
肋骨が開いたまま固まり、見た目や体調に影響が出てきます。
これが「リブフレア」と呼ばれる状態です。
なぜリブフレアは起こるの?
リブフレアは、特別な人だけに起こるものではありません。
むしろ、現代人にとても多い状態です。
主な原因としては
・長時間のデスクワーク
・スマホを見る姿勢
・反り腰や猫背
・ストレスによる呼吸の浅さ
・運動不足
・寒さで体がこわばる生活
など、日常のクセの積み重ねが大きく関係しています。
特に多いのが、
「無意識に胸を張りすぎている姿勢」や
「呼吸が浅く、息を吐ききれていない状態」。
この状態が続くと、
肋骨は開いたまま固まり、横隔膜も上手く動けなくなります。
リブフレアがあると、体に何が起こるの?
リブフレアは見た目の問題だけではありません。
体の内側にも、じわじわと影響が出てきます。
例えば、
・呼吸が浅くなる
・疲れやすく、回復しにくい
・肩こり、首こり、背中の張り
・腰痛や反り腰
・自律神経の乱れ
・眠りが浅い
・お腹に力が入りにくい
肋骨は「呼吸」と「姿勢」と「自律神経」の要。
ここが固まると、体は常に緊張モードになりやすくなります。
「特別どこかが痛いわけじゃないけど、なんとなく不調」
そんな方ほど、リブフレアが関係していることが多いです。
リブフレアは「悪いもの」ではありません
ここで大切なことがあります。
リブフレアは、あなたの体がサボっているわけでも、壊れているわけでもありません。
むしろ、
「これ以上無理しないように、体が頑張って適応した結果」
とも言えます。
呼吸が浅くても、姿勢が崩れても、
それでも毎日をこなすために、体は最善の形を選んできました。
だからこそ、
無理に締める
力で押さえつける
見た目だけを直そうとする
こうしたアプローチは、逆効果になることもあります。
大切なのは「肋骨を締める」ではなく「動きを取り戻す」
リブフレア改善で大切なのは、
「肋骨を無理に締めること」ではありません。
・きちんと吐ける呼吸
・背骨のしなやかさ
・横隔膜が自然に動ける環境
・安心できる神経の状態
これらが整ってくると、
肋骨は自然と閉じる方向に戻っていきます。
ちゅ楽では、
肋骨だけを触ることはほとんどありません。
呼吸・背骨・骨盤・筋膜・神経のつながりを大切にしながら、
「体が自分で整おうとする状態」をサポートしていきます。
施術後に
「息が深くなった」
「お腹が自然に使える感じがする」
「体が落ち着いた」
と感じる方が多いのは、そのためです。
もし心当たりがあったら
・姿勢を正しても疲れる
・呼吸が浅い気がする
・最近、体がずっと緊張している
・リラックスが苦手
そんな方は、
「肋骨がどうなっているか」
一度、意識を向けてみてください。
体は、責めるものではなく、
気づいてあげるものです。
リブフレアは、体からのやさしいサイン。
ちゃんと向き合えば、体は必ず応えてくれます。
気になる方は、いつでもご相談ください。
ちゅ楽は、あなたの体の声に、丁寧に耳を傾けます。

