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足裏の感覚と体のバランス:姿勢・転倒予防・慢性痛にまで関係する"足の知覚"



「最近、足の裏の感覚が鈍い」「地面をしっかり踏めていない気がする」――
そんな小さな違和感から、姿勢の崩れや腰・膝の痛みにつながることがあります。

実は、足裏の感覚(足底感覚)こそが“体の土台”を支える最重要センサー
バランス感覚、筋肉の使い方、姿勢の安定――そのすべてに関係しています。
 


足裏は“第二の脳”――神経が集中する体の司令塔

足の裏には約7,000もの神経終末があり、
歩くたび、立つたびに「地面の硬さ・傾き・温度」などの情報を脳へ送り続けています。

この情報をもとに、脳は「どの筋肉に力を入れるか」を瞬時に調整します。
つまり、足裏の感覚が鈍ると“体全体のバランス制御”が狂い、
結果的に、膝・股関節・腰・肩・首といった上半身まで歪み始めるのです。

とくに最近は、スニーカーやクッション性の高い靴の普及、
長時間のデスクワークによる運動不足で“足裏の神経”が休眠状態になっている人が増えています。
 


足裏の衰えサイン、気づいていますか?

以下のような症状がある方は、足裏のセンサーが弱っている可能性があります。

  • 立っているとフラつく

  • 長時間立つと腰や背中が張る

  • かかと重心で歩いている

  • 足の指で地面をつかめない

  • 外反母趾偏平足がある

これらは単なる“足の問題”ではなく、
「脳と体の連携がうまくいっていない」ことのサインでもあります。
 


足裏と姿勢の意外な関係

人間は本来、足裏の三点(かかと・親指のつけ根・小指のつけ根)で体を支えています。
しかし、重心がどちらかに偏ると、その補正のために上半身の筋肉が過緊張を起こし、
肩こり・腰痛・頭痛・疲労感といった慢性不調へとつながります。

たとえば、足の指が浮いている“浮き指”の人は、
無意識に前のめり姿勢になり、
首や肩の筋肉が常に緊張状態になります。

つまり、足裏の機能を取り戻すことは「姿勢の再教育」でもあるのです。
 


改善のカギは「足の再覚醒」――リリース+感覚入力

当院「ちゅ楽」では、足裏の筋膜や足首の可動域を整える
“リリース整体”や“ボディケア”をベースに、

必要に応じてオプションのフットケアをおすすめしています。
 

足裏が柔軟になり、神経伝達がスムーズになると、
自然と姿勢が整い、「体の軽さ」「安定感」が戻ってくる方がほとんどです。

実際、慢性的な腰痛や肩こりの原因が「足裏」にあったケースも少なくありません。



自宅でできる“足裏覚醒”セルフケア

  1. 足指グーパー運動:1日3セット、血流と神経刺激に◎

  2. ゴルフボール転がし:足裏全体を刺激して感覚入力を回復

  3. 裸足で歩く:芝生や畳の上など、自然な地面を感じることが大切

  4. お風呂上がりの足首回し:むくみ・冷え対策にも効果的

こうしたセルフケアを継続することで、
体幹の安定や姿勢改善を実感する方が多くいます。
 


足裏から、人生が変わる?

「たかが足裏」と思うかもしれません。
でも、足裏は“全身のセンサー”であり、“健康の入り口”でもあります。

足の感覚が戻ると、姿勢が変わり、呼吸が深くなり、
そして――気持ちまで前向きになります。

もし今、肩こりや腰痛、バランスの悪さを感じているなら、
その原因は“足の裏”かもしれません。
 


まとめ

足裏の感覚低下は、慢性的な不調の「始まりのサイン」。
感覚を取り戻すことで、姿勢も、動きも、心も変わります。

自分の体としっかり向き合う第一歩として、
“足裏から整える”ケアを始めてみませんか?

青葉台「ちゅ楽」では、体の土台から整える施術で、
「歩く」「立つ」「動く」をもっと快適に導きます。
 

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