スタッフブログ
【心と体は、ちゃんと繋がっている】

――“心が軽くなると、体も変わる” あるお客様の物語
「最近、体がずっと重くて……」
初めてご来店されたAさんは、40代後半の女性。
デスクワーク中心の仕事で、肩こり・首こり・背中のハリに長年悩まれていました。
病院では「異常なし」と言われても、疲れが抜けない。
寝てもスッキリしない。
「このまま年齢のせいにして、あきらめるしかないのかな」
そんな気持ちで、ちゅ楽の扉を叩かれました。
■ “体の不調”の奥に潜む「心のサイン」
カウンセリングを進めていくと、Aさんはこんな言葉を漏らしました。
「最近、何も楽しいと感じなくて……」
お話を伺うと、仕事の責任や人間関係のストレスが重なり、
「常に緊張している」状態が続いていたのです。
体を触れてみると、肩や背中だけでなく、
お腹まわりや肋骨周りも硬く、呼吸が浅い状態。
呼吸が浅いと自律神経が乱れ、心の疲れが体の不調として現れやすくなります。
つまり、“心の緊張”が“体のこり”を作っていたのです。
■ 「ほぐす」だけでは変わらない理由
最初の施術では、固まった筋肉を無理に押すことはしません。
まずは、背骨の動きを整え、呼吸を深めることから始めました。
「深呼吸がこんなに気持ちいいなんて久しぶり」とAさん。
施術の途中で涙ぐまれる方もいます。
それは、体の緊張がほどけることで、
心の緊張まで解けていくからです。
Aさんも回数を重ねるうちに、
「イライラが減ってきた」
「朝起きたときの気分が軽くなった」
と少しずつ変化を感じるようになりました。
■ “体を整える”ことが“心を整える”ことに繋がる
体の緊張は、心の防御反応でもあります。
不安・我慢・プレッシャー――そういった感情が続くと、
体は無意識に「力を入れて」身を守ろうとします。
でも、それが続くと筋肉が固まり、血流が悪くなり、
疲れが取れなくなっていく。
まるで、心がSOSを出しているように。
Aさんの場合、3回目の施術を終えた頃、
「最近、周りに優しくできるようになったんです」と笑顔で話してくださいました。
その表情は、初回来店時の硬さが嘘のように柔らか。
体がほぐれることで、心に余白ができ、
自然と人に優しくなれる――そんな変化を見せてくれました。
■ 整体は「心のメンテナンス」でもある
整体というと「体を治すもの」と思われがちですが、
実は“心のメンテナンス”でもあります。
心と体はひとつのシステム。
どちらか一方を無視しても、本当の回復は起こりません。
例えば、背中がガチガチに固まっているとき、
「頑張りすぎ」「我慢しすぎ」な人が多いです。
反対に、足が重く冷たい人は、
「不安を抱え込みやすい」傾向があります。
体は正直です。
言葉よりも早く、心の状態を映し出します。
■ 「心の不調」を「体から」整えるという選択
最近では、“心身一如”という言葉が注目されています。
これは東洋医学の考えで、
「心と体は切り離せないひとつのもの」という意味です。
体を整えることで、
眠りが深くなり、気持ちが穏やかになる。
逆に、心を癒すことで、体のこりや痛みが軽くなる。
ちゅ楽の施術では、この両方のバランスを大切にしています。
だからこそ、Aさんのように
「体が楽になると、気持ちまで軽くなる」
という変化が生まれるのです。
■ 「心も体も休める場所」でありたい
現代社会では、“心の疲れ”が“体の疲れ”として現れる人が本当に多いです。
頑張ることが当たり前になりすぎて、
「休む」ことに罪悪感を感じてしまう人も少なくありません。
でも、体が悲鳴を上げる前に、
心をいたわる時間を持つこと。
それが、結果的に「健康」を守ることにつながります。
ちゅ楽は、そんな方が“素の自分に戻れる場所”でありたいと思っています。
心と体の両方を整えることで、
「本来の自分らしさ」を取り戻せるように。
■ 最後に
Aさんは今では月1回のメンテナンスを続けながら、
「以前よりも、前向きに仕事を楽しめるようになった」と話してくれます。
心と体は、確かに繋がっています。
どちらか一方だけを頑張らせすぎないこと。
それが、本当の意味で“健康”であり、“幸せ”なのかもしれません。