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【症例紹介】肩の痛みで夜も眠れなかった女性が、整体で回復した理由

「寝返りを打つたびに肩がズキッと痛む」「服を着るときに腕が上がらない」。
そんな肩の痛みで悩む方はとても多いです。
今回は、実際に当院へ来られた50代女性の症例をもとに、肩の痛みの原因と改善のプロセスをお伝えします。
■ 症例の概要
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患者:50代女性・主婦
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主訴:右肩の強い痛み、夜間痛で眠れない、洗濯物を干せない
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経過:整形外科を受診し「異常なし」と診断。
湿布と痛み止めを処方されたが改善せず、2か月以上痛みが続いたため来院。
本人は「もう年齢のせいだから仕方ないのかな」と不安を抱えていました。
■ 初回検査で見えてきたこと
検査をすると、肩関節の可動域は大きく制限されており、
肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の典型的な状態でした。
加えて、肩甲骨の動きが悪く、背中の筋膜が硬直していたこと、
さらに長年の猫背姿勢により首から胸にかけての神経・血流が圧迫されていることも分かりました。
つまり「肩だけが悪い」のではなく、姿勢・筋膜・神経のトリプル要因で痛みが悪化していたのです。
■ 施術の流れ
1. 痛みを和らげるためのアプローチ
最初の段階では、無理に動かさず、**筋膜リリースと温熱療法(インディバ)**で血流を改善。
夜の痛みが和らぎ、少し眠れるようになりました。
2. 可動域改善
炎症が落ち着いてきた段階で、肩甲骨まわりの調整と胸郭の開放を行いました。
特に肩甲骨の動きを取り戻すことが重要で、呼吸に合わせたストレッチを取り入れました。
3. 自律神経へのアプローチ
この方は「夜になると痛みが強くなる」タイプで、自律神経の乱れが影響していました。
そこで、腹式呼吸とリラックスを促す施術で副交感神経を優位にし、睡眠の質を高めました。
4. 自宅でのセルフケア指導
「壁を使った肩のストレッチ」「タオルを使った肩甲骨運動」を宿題としてお願いしました。
これにより施術効果の持続性が大幅にアップ。
■ 経過と結果
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2回目来院後:夜間の痛みが軽減し、眠れるようになった
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4回目来院後:洗濯物を干す動作がスムーズに
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2か月後:肩の可動域がほぼ正常に戻り、痛みは日常生活で気にならないレベルに
本人からは「もっと早く来ればよかった」「あの痛みから解放されただけで毎日が楽になった」
と嬉しい声をいただきました。
■ 肩の痛みが改善しなかった理由
このケースで見えてきたのは、肩の痛みは「肩だけ」では解決しないということです。
整形外科では骨や関節に異常がなければ「異常なし」とされますが、
実際は筋膜の癒着、姿勢の歪み、自律神経の乱れが大きな要因になっています。
肩の痛みを根本から改善するには、
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炎症を抑える
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筋膜と関節の動きを取り戻す
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神経や血流の通りを良くする
この3段階が不可欠なのです。
■ あなたへのメッセージ
「肩が痛いけど、年齢のせいだから仕方ない」
そう思っている方は多いですが、実際は改善できるケースが大半です。
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夜に痛くて眠れない
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腕が上がらず、服を着るのがつらい
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病院で異常なしと言われたけど痛みが続く
もし1つでも当てはまるなら、放置せず専門的なケアを受けることをおすすめします。
肩の痛みは生活の質を大きく下げますが、正しいアプローチをすれば改善し、
「もう年だから」と諦めなくてもいいのです。
肩の痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの痛みの原因を一緒に探し、安心できる生活を取り戻すお手伝いをします。