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足のしびれの原因と改善法 ~神経・血流・姿勢から考える~

「最近、足がしびれる」「歩いていると足がジンジンしてくる」──そんな経験はありませんか?
足のしびれは一時的な疲労や血流不足で起こることもありますが、
慢性的に続く場合は 神経圧迫や循環不良、自律神経の乱れ など、体の深い部分に問題が隠れている可能性があります。
本記事では、整体の専門視点から「足のしびれの原因」と「改善のヒント」を詳しく解説します。
足のしびれを引き起こす主な原因
1. 神経圧迫(坐骨神経痛・椎間板ヘルニア)
最も多い原因が、腰や骨盤周辺での 神経圧迫。
特に「坐骨神経痛」は有名で、腰椎から足先まで伸びる長い神経が圧迫されることで、
太ももやふくらはぎ、足の甲にかけてしびれが広がります。
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
なども代表的な疾患です。
2. 血流障害
冷えや長時間の同じ姿勢、動脈硬化などで血流が滞ると、足先に酸素や栄養が届きにくくなり、しびれが出ます。
特に女性は冷え性が多いため注意が必要です。
3. 姿勢の乱れと筋緊張
猫背や反り腰など、悪い姿勢が続くと腰から足にかけての筋肉が過緊張し、神経や血管を圧迫してしびれを招きます。
デスクワークやスマホ使用で前かがみ姿勢が続く人は要注意です。
4. 自律神経の乱れ
自律神経は血流や体温調整を担っています。
ストレスや不眠、ホルモンバランスの乱れで交感神経が優位になると、
末端の血流が悪くなり、冷えやしびれを感じやすくなります。
放置するとどうなる?
「そのうち治るだろう」と放っておくと、しびれは進行して日常生活に大きな支障をきたします。
・歩行障害
・夜間の強いしびれで眠れない
・慢性腰痛や股関節痛の併発
といった悪循環に陥るケースも少なくありません。
自分でできるチェックポイント
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片足だけしびれるのか、両足なのか
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腰やお尻の痛みを伴うか
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安静にしていてもしびれるか、動いたときだけか
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冷えやむくみを感じるか
これらを観察することで、原因のヒントが見えてきます。
改善のためのセルフケア
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姿勢改善
背骨をまっすぐに保つ習慣が大切。座るときは骨盤を立てて、腰に負担をかけないようにしましょう。 -
ストレッチと軽い運動
太ももの裏(ハムストリングス)やお尻(梨状筋)のストレッチで神経圧迫を和らげることができます。 -
温めるケア
お風呂やカイロで腰やお尻、ふくらはぎを温めると血流改善につながります。 -
整体・専門ケア
慢性的なしびれはセルフケアだけでは改善しきれないことが多いため、
整体やボディケアで骨格・筋肉・神経のバランスを整えることが効果的です。
まとめ
足のしびれは「ただの疲れ」ではなく、神経・血流・姿勢・自律神経 の複合的な問題であることが多いです。
放置すれば慢性化し、歩行や生活の質を大きく下げてしまいます。
「しびれが続いている」「改善のきっかけがほしい」と感じている方は、
早めに専門家へ相談し、根本から整えるケアを取り入れてみてください。