スタッフブログ
【お尻が痛いのは腰のせい?】"臀部痛"に隠された本当の原因とは

「座っているとお尻がジンジンする」「歩くと臀部から太ももにかけて痛みが走る」「長時間のデスクワークでお尻が重だるい」
そんな症状に心当たりはありませんか?
臀部の痛みは単なる“疲れ”ではなく、腰・股関節・坐骨神経などの複雑な要素が絡み合って起こることが多いのです。
放置すると慢性化し、歩行障害や日常生活の質(QOL)に大きく影響することもあります。
今回は、臀部痛の原因・セルフケア・専門的なアプローチについて、分かりやすく解説します。
臀部痛の代表的な原因とは?
臀部は大きな筋肉(大殿筋・中殿筋・小殿筋)と、神経や血管が集中する部位。そのため、さまざまな原因で痛みが出ます。
代表的なものを紹介します。
1. 坐骨神経痛
腰椎の変形や椎間板ヘルニアにより神経が圧迫されると、お尻から足にかけてしびれや痛みが走ります。
多くの人が「お尻が痛い」と訴えますが、実は腰から来ているケースです。
2. 梨状筋症候群
お尻の奥にある梨状筋という小さな筋肉が硬くなり、その下を通る坐骨神経を圧迫することで痛みが出ます。
長時間の座位やスポーツ後に悪化するのが特徴です。
3. 股関節の障害
変形性股関節症や関節の炎症が原因で、臀部に放散痛が現れることがあります。
特に40代以降の女性に多い傾向があります。
4. 筋膜の癒着やトリガーポイント
筋膜の硬さや“しこり(トリガーポイント)”が臀部にできると、動作のたびに痛みが走ります。
レントゲンでは異常が出ないため「原因不明」とされがちです。
病院で「異常なし」と言われるケース
臀部の痛みで病院に行っても「骨に異常はありません」と診断されることがあります。
これは画像検査で筋肉や筋膜の不調が映らないためです。
しかし実際には、筋肉や筋膜の緊張が原因で起きているケースが大多数。
特にデスクワークで長時間座っている方は、大殿筋や梨状筋が硬くなりやすく、
それが慢性的な臀部痛につながります。
セルフケアの方法
臀部痛を和らげるために、自分でできる方法をいくつか紹介します。
-
ストレッチ
膝を胸に引き寄せる「殿筋ストレッチ」は、梨状筋の緊張を和らげます。 -
温熱ケア
お尻を温めることで血流が改善し、痛みの軽減につながります。 -
座り方の工夫
深く腰掛け、骨盤を立てる姿勢を意識すると筋肉の負担が減ります。
ただし、セルフケアで改善しない場合は早めに専門家に相談してください。
専門的なアプローチが必要な理由
整体やボディケアでは、臀部痛の根本原因に合わせた施術が可能です。
-
筋膜リリース:筋膜の癒着を解消し、動きをスムーズにする
-
骨格調整:骨盤・腰椎・股関節のバランスを整え、神経圧迫を軽減
-
神経アプローチ:坐骨神経への刺激を和らげるテクニック
-
温熱療法(例:インディバ):深部から温め、血流と代謝を改善
特に「リリース整体」のような筋膜と神経に同時にアプローチする手法は、
病院では解決しにくい臀部痛に効果を発揮します。
放置してはいけないサイン
-
足にしびれが広がる
-
歩行がつらい
-
夜も痛みで眠れない
-
痛みが2週間以上続く
これらの症状がある場合、単なる“お尻の痛み”ではなく、腰椎疾患や股関節障害が進行している可能性があるため、
早めのケアが必須です。
まとめ
臀部痛は「座りすぎだから仕方ない」と放置する人が多いですが、
実際には腰・股関節・神経など、深刻な要因が隠れていることが少なくありません。
-
坐骨神経痛や梨状筋症候群などの疾患
-
筋膜や筋肉のトラブル
-
股関節の障害
原因に応じたアプローチを行うことで、慢性化する前に改善が可能です。
「お尻の痛みが続いている」「ストレッチしても変わらない」――
そんな方は、一度専門的な施術を受けてみることをおすすめします。
あなたの“日常の当たり前”を取り戻すために。

