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膝の内側が痛いのはなぜ?考えられる原因とケア方法

膝の痛みを感じても「異常なし」と言われることがある
「歩くたびに膝の内側がズキッとする」
「正座や階段の上り下りがつらい」
40代〜60代の女性から、こうした膝の悩みをよく聞きます。
しかし病院では「異常なし」と言われたり、湿布を貼っても改善しなかったりすることが多いのも事実です。
「年齢のせいだから仕方ない」と思い込んでしまう方も少なくありません。
ですが、その裏には実は 加齢以外の原因 が隠れていることが多いのです。
膝の内側が痛むときに考えられる主な原因
膝の痛みにはいくつかの代表的な原因があり、それぞれ対策が異なります。
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変形性膝関節症:膝の軟骨がすり減り、炎症によって内側に痛みが出る。
女性はホルモンの影響もあり、40代以降で発症しやすい。
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半月板損傷:膝のクッションである半月板が傷つくことで痛みが出る。
若い人だけでなく中高年でも起こる。
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鵞足炎(がそくえん):膝の内側にある腱の集まりが炎症を起こす。
階段や歩行で痛みやすい。
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脳のエラー反応:膝に大きな異常がなくても、脳が「危険」と誤認して痛みを作り出す。
慢性痛の大きな要因で、「病院で異常なし」と言われたケースによく見られる。
膝の痛みと筋肉の関係
膝の痛みは膝だけの問題ではなく、筋肉の衰えや硬さが大きく関わります。
特に以下の筋肉が重要です。
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太ももの内側(内転筋)
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太ももの前(大腿四頭筋)
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お尻の筋肉
40代以降は自然に筋肉量が減っていくため、同じ生活をしていても膝に負担がかかりやすくなります。
セルフケアの方法
膝の痛みを和らげるために、自分でできる工夫があります。
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内転筋を鍛える:タオルやクッションを両膝に挟み、押し合う運動で膝を安定させる。
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太ももの前をストレッチ:片足を後ろに曲げてお尻に近づけるように伸ばし、大腿四頭筋をゆるめる。
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姿勢を整える:猫背や反り腰を直すことで膝への負担を減らす。
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脳に安心を伝える:深呼吸や瞑想で副交感神経を働かせ、ヘッドケアやリリース整体で体をゆるめる。
脳が「大丈夫」と判断すると痛みが軽くなることがある。
サロンでの事例
50代女性のお客様は、病院で「異常なし」と言われても歩くたびに膝が痛み、趣味の旅行も楽しめないと悩まれていました。
施術では膝だけでなく太ももや腰回りを丁寧にほぐし、太ももの裏(ハムストリング)のトレーニングを取り入れて、膝の位置を調整。
数回のケア後には「階段がラクになった」「旅行に行けそう」と笑顔を取り戻されました。
このように、膝の痛みは単なる関節の問題ではなく、筋肉や健、脂肪と深く関わっていることを実感されたケースです。
まとめ
膝の内側の痛みは「加齢のせい」だけではありません。
変形性膝関節症や半月板損傷、鵞足炎といった体の異常に加え、筋力の低下や脳のエラー反応も関与します。
セルフケアで筋肉を整え、脳に安心を伝えることで、痛みがやわらぐ可能性があります。
もし「異常なし」と言われても痛みが続くなら、体と脳の両方にアプローチすることを考えてみてください。
そして一人で悩まず、専門家のサポートを受けることも大切です。