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深層筋と表層筋

「ゆるめる」・「チカラをぬく」・「最小限の力で動く」
といった言葉を聞いたことありませんか?
 
僕ははよく聞きます。そしてよく言っています。
 
 
最近では、体幹トレーニング・インナーマッスル等のように
カラダの中心になる深層筋が注目されています。
 
この深層筋は、骨の近くに付着している筋肉で、主に不随意筋
といって意識的に動かすことは少し難しい筋です。
例えば心臓の筋肉や胃の筋肉は、自分の意志で動かしたり
止めたりする事はできませんよね。
 
 
 
私たちが意識して動かすことができやすいのは、
主に表層の筋肉なんです。
となると・・・
意識的におなかを引っ込める、肩甲骨を寄せる、胸を張る等の
姿勢を良くする動きは、表層の筋肉が動いています。
 
簡単に書くと、
・深層筋・・・姿勢を維持する
・表層筋・・・大きな動作のために働く
という役割があります。
 
もし、立っている時や座っている時に表層筋ばかり使っていた場合、
エネルギー効率が悪く疲れやすい気がしませんか?
 
そして、表層筋ばかり使っていると、深層筋は機能しなくなります。
深層筋の役割を表層筋がしてしまうからです。
 
 
 
では、深層の筋肉を鍛えるにはどうしたらよいでしょうか?
それには、まず表層の筋肉の緊張に気づき、それをゆるめて
あげることが大切です。
意識的に体を操作するクセを手放すことが重要です。
 
 
 
そして深層・表層がそれぞれの役割を正常に果たす
ようになって初めて、インナーマッスルが機能します。
同じ動きでも、深層の筋肉でカラダを安定させ、表層の筋肉で
動作が行える状態をつくることが大事に思えます。
 
 
 
「ゆるめる」・「チカラをぬく」・「最小限の力で動く」
ということは、意識的に表層の筋肉をゆるめ、深層の筋肉の働きが
効率よくカラダを使うコツではないでしょうか?
 
 

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