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ストレートネックの原因

人間の頚椎(首の骨)は横から見ると、前凸のカーブをしています。
これを頚椎の前湾といい、人間の頭の重さは、約5kgぐらいですが、
それを支える為に頚椎の前湾が必要になっています。
 
 
ところが最近では、頚の前湾がなくなっている人が多い気がして、
ストレートネックになってきているのではないでしょうか。
 
そのストレートネックの原因の一つとして、
生活スタイルの変化が大きいです。
 
元々頚椎の前湾は遠くを見るのに適した形ですが、
現代では生活の中であまり遠くを見るような機会はなく、
パソコンや携帯、スマートフォン等の影響により、
下向きの姿勢を多くとるようになりました。
 
これにより実際にはストレートネックというよりは、
首の上の部分(上部頚椎)で後弯化しつつ下部頚椎で前湾を
なんとなく維持していると思われます。
首や、頚椎全体が後湾化するような形が日常で多くなっています。
 
もちろん、ちゅ楽ではレントゲンのようなものはないので、
触診による感覚で湾曲や歪みを診ているので、
確実な判断ではありませんが、ストレートネックは
とても多くなっている気がします。
 
ストレートネックは、肩こりや首の痛みが症状として多いですが、
頭痛や三叉神経の乱れ、顎関節の開口制限にも影響がでてきます。
 
前湾がなくなってしまうのは時間をかけてなりますが、
瞬間的になってしまうこともあります。
それが交通事故などで、よく耳にするむち打ちです。
シートベルトでカラダの固定があるので、頭が前に振り出され
頚椎が瞬間的に強く曲がってしまいます。
これにより、首の中心(頚椎5番)あたりが後方変位していまい
前湾が消失してしまいます。
 

このようなむち打ちのような状態を
日常の生活で作ってしまっているのです。
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日頃、自分の姿勢を意識して、前湾のある綺麗な首を目指しましょう!
 
 

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