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「たった12秒」で体が変わる? ― 自律神経を整える"呼吸法"の力



「疲れが抜けない」「寝てもスッキリしない」「いつも気が張っている気がする」
そんな不調を感じている人にこそ、“呼吸”を整えることをおすすめします。

実は、呼吸は私たちの自律神経をコントロールできる唯一の方法です。
特に「4秒吸って、8秒吐く」呼吸法は、医学的にもリラックス効果が高く、心と体の両方に変化をもたらします。
 


◆ 呼吸が乱れると、体はどうなる?

ストレスや疲労が続くと、呼吸は自然と浅く速くなります。
これは「交感神経」が優位になり、体が常に“戦闘モード”に入っている状態。
その結果、以下のような不調が起こります。

  • 首・肩のこりが取れない

  • 胸が圧迫されて苦しい

  • 頭がぼーっとして集中できない

  • 寝つきが悪い

  • 手足が冷える

つまり、呼吸の乱れ=自律神経の乱れ。
これは「見えない疲労」が積み重なっているサインなのです。
 


◆ “4秒吸って8秒吐く”のメカニズム

この呼吸法のポイントは、吸うよりも吐く時間を長くすることです。
息をゆっくり吐くと、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がり、体がリラックス状態に入ります。

呼吸を整えるだけで、実際に血流が改善し、筋肉の緊張がやわらぐことも研究で明らかになっています。
さらに、深い呼吸は横隔膜を大きく動かすため、内臓の働きも活発になり、消化不良や冷えの改善にもつながります。
 


◆ 今日からできる「4-8呼吸法」実践ステップ

  1. 背筋をまっすぐにして、肩の力を抜く

  2. 鼻からゆっくり4秒かけて吸う

  3. 一瞬、呼吸を止めて体の中に空気を感じる

  4. 鼻から8秒かけてゆっくり吐く(ろうそくの火を消すイメージで)

  5. これを5回繰り返すだけでOK

朝起きたとき、仕事の合間、寝る前などに1分間だけ行うだけでも効果があります。
 


◆ “呼吸筋”が硬いと、深く吸えない

呼吸を支える筋肉――横隔膜・肋間筋・腹直筋など――が硬くなっている人は、
どれだけ意識しても深く呼吸ができません。

特に、スマホ姿勢や猫背の方は胸郭(肋骨まわり)が動かず、
呼吸が浅くなってしまう傾向があります。

整体では、この呼吸筋を“外側から”緩めることで、
呼吸の質そのものを改善できます。
胸郭の柔軟性を取り戻すことで、呼吸がスムーズになり、
体温上昇・睡眠の質向上・疲労回復などが期待できます。
 


◆ 呼吸が整うと、「心」も変わる

呼吸は心と体の橋渡し。
不安や緊張で呼吸が浅くなると、脳は「危険」と判断し、さらにストレス反応が強まります。
逆に、深くゆったりした呼吸は脳に「安心」を伝え、
心拍数や筋緊張を下げ、感情の安定につながります。

つまり、「呼吸を変える=心の状態を変える」こと。
考えすぎて動けないとき、落ち込んでいるときも、まずは呼吸から整えることが有効です。
 


◆ 損失回避の視点から見ても「呼吸」は重要

呼吸をおろそかにすると、交感神経が過剰に働き、
睡眠の質低下・免疫力の低下・慢性疲労へとつながります。

放置してしまうと、疲れが取れにくいだけでなく、
「年齢のせい」と思い込んでいた不調が進行していくリスクもあります。
反対に、呼吸を整えることは“自然治癒力”を引き出す最もシンプルで効果的な方法です。
 


◆ まとめ:呼吸は「今すぐできる最高のセルフケア」

薬も道具もいりません。
1日1分、「4秒吸って、8秒吐く」だけで、
体は確実に変わり始めます。

深い呼吸は、血流を整え、筋肉を緩め、心を落ち着かせる。
まさに“癒しの原点”ともいえる習慣です。

ちゅ楽では、呼吸と姿勢を整える整体・アロマケアを通じて、
心身のバランスを取り戻すお手伝いをしています。
もし「いつも疲れている」「呼吸が浅い」と感じたら、
一度“呼吸から体を見直すケア”を体験してみてください。
 

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