アロマのお話

アロマトリートメントの名脇役

良い香りに包まれる中で受けるアロマトリートメントは、心身ともにほぐれる魅力があります。
主役はもちろん、良い香りをさせている精油の芳香成分。
アロマトリートメントの際、芳香物質は嗅神経から脳へと情報伝達され、
皮膚に塗布されたアロマオイルは皮膚から体内へと吸収され、芳香成分が体や脳に作用します。
アロマトリートメントでは、精油をそのまま皮膚に塗布することは基本しません。
必ず、植物油で精油を希釈して使います。
体に有用な精油ですが、原液のまま直接お肌に付けるには肌への刺激が強すぎるものが多いからです。

そこで浮かんでくるのが、「ん?」 「植物油って何を使うんだろう?」といった疑問。

精油の陰に隠れていますが、精油を希釈する植物油はアロマトリートメントに欠かせない存在です。
その植物油の事をキャリアオイルと呼びます。
精油を体の中へと運ぶのがキャリアオイルの役割です。

キャリアオイルにも沢山の種類があります。
私が使いやすいと思うのは、お肌へ浸透しやすいもの、酸化しにくいもの、です。
その上で、体や美容に良い成分などが沢山含まれていると、なお嬉し。
“運ぶ”のがキャリアオイルのお仕事ですから、肌へ浸透しにくいものは困ります。
栄養分が豊富で、とってもいいんだけど酸化しやすいオイルは、
保存に気を使うのでお店では使いにくいですね、残念ながら。
ちゅ楽では、マカダミアナッツオイルをキャリアオイルに使っています。
食用としてのマカダミアナッツオイルは“心臓の健康食”なんて言われていいて、
悪玉コレステロールを減らし、血管を健康に保つと言われるパルミトレイン酸の含有量が多いのが、
マカデミアナッツオイルの最大の特徴です。
このパルミトレイン酸は、他の植物油にはほとんど含まれていないのですが、
マカデミアナッツオイルには15~20%ものパルミトレイン酸が含まれています。
パルミトレイン酸の血中濃度が高ほど、糖尿病の発生が少ないという研究報告もあるとか。
体に良いと言われる植物油の中には加熱に弱いものもあるのですが、
沸点・煙点が高いマカデミアナッツオイルは、熱による劣化・酸化が少ないので
炒めものや揚げ物にも使えます。

キャリアオイルから食用へと話が横に反れましたが…
酸化しにくいというのは、キャリアオイルとしても使いやすいですし、
パルミトレイン酸と言うのは、食べるだけではなく皮膚にも良いのです。
人間の皮脂にもパルミトレイン酸は含まれています。
含まれていますが、加齢とともに減ってしまうんですね、残念ながら。
赤ちゃんの時にはたっぷりあって、歳を重ねると減ってしまうパルミトレイン酸を
外から補えるのがマカデミアナッツオイルなんです。
乾燥や老化した肌への使用で、肌の弾力や再生・修復が期待できると言われています。
アンチエイジング向きのオイルと言えますね。
人間の肌の水分保持能力は、生まれた時を100%とすると、
40代で半分以下になるとも言われています。
あの瑞々しい肌、毛穴なんてどこにあるの~?ってくらいふっくらした肌は
水分保持能力が高いからなんですね。
水分の足りない肌はカサカサしてきます。
カサカサのお肌は、外部刺激に敏感になります。
シワができやすく、お化粧ものらないし、触っても気持ちよくな~い。
しっとりプルプル肌を目指すには、保水&保湿が必要になります。
保湿のためにパルミトレイン酸たっぷりのマカデミアナッツオイルはとてもいいのです。
赤ちゃんのような、とまではいかなくても、ふっくらと柔らかい肌でいたいですよね。

そしてキャリアオイルとして大切な“運ぶ”役目にも優れているんです。
その浸透性の高さは“ヴァニシングオイル(消えるオイル)”と呼ばれるほど。
肌にのせるとスーッと吸い込まれるように肌に馴染んで、すぐにベタベタしなくなります。
抗酸化作用のあるビタミンEを大量に含んでいるのも嬉しいところです。



ちゅ楽では、こんなお肌に嬉しいマカデミアナッツをキャリアオイルとして使用しています。
定期的にアロマトリートメントを受けているうちに、お肌の乾燥が和らいできた、
そんな声をいただくこともあります。
ちゅ楽のアロマトリートメントをお試しくださいませ。



 


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